投資信託の積立をクレジットカードで支払う「クレカ積立」は、買い物をするように投資ができてポイントも貯まる、キャッシュレス時代にぴったりの資産形成法だ。中でもSBI証券と三井住友カードの組み合わせは、対象カードの種類が豊富でポイント還元率も高く、多くの投資家から支持されている。
この記事では、SBI証券のクレカ積立で使える三井住友カードの種類ごとのポイント還元率、設定方法、注意点をわかりやすく解説する。これからクレカ積立を始めたい人も、すでに始めていてカードの見直しを検討している人も、参考にしてほしい。

SBI証券のクレカ積立とは?基本の仕組み
SBI証券の「三井住友カード つみたて投資」は、三井住友カードで投資信託の積立買付代金を決済できるサービスだ。毎月の積立設定をしておけば、自動的にカード決済で投資信託が購入され、決済額に応じてVポイントが貯まる仕組みになっている。
積立上限額は月10万円で、NISAのつみたて投資枠(年間120万円=月10万円)をフル活用できる。積立日は毎月1日に固定されており、前月10日が積立設定の締切日となる。
- 月100円〜月10万円まで設定可能
- NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)にも対応
- 決済額に応じてVポイントが貯まる
- 積立日は毎月1日、設定締切は前月10日
カード別のポイント還元率を比較
SBI証券のクレカ積立で貯まるVポイントの還元率は、使用するカードの種類と年間利用額によって異なる。ここでは主要カードの還元率を整理する。
三井住友カード(NL)
年会費無料の三井住友カード(NL)は、クレカ積立のエントリーモデル。入会初年度のポイント付与率は0.5%で、2年目以降は前年の年間カード利用額(クレカ積立分は対象外)が10万円以上であれば0.5%が継続される。前年の利用額が10万円未満の場合はポイント付与率が0%になるため注意が必要だ。
月10万円を積み立てた場合、年間で6,000Vポイントが貯まる計算になる(0.5%適用時)。
もっとも、カードを決める前に「毎月いくらを何に積み立てるのか」が固まっていないと、還元率だけを見て選んでしまいがちだ。積立の考え方から整理したい人には、つみたて投資の入門書が手がかりになる。
三井住友カード ゴールド(NL)
年会費5,500円(税込)だが、年間100万円以上のカード利用で翌年以降永年無料になる三井住友カード ゴールド(NL)は、クレカ積立でも人気が高い。ポイント付与率は年間利用額に応じて変動し、年間100万円以上の利用で1.0%が適用される。
月10万円をゴールド(NL)で積み立てると、年間12,000Vポイント(1.0%適用時)。年会費を永年無料にした上でこの還元率を享受できるのが大きな魅力だ。
三井住友カード プラチナプリファード
年会費33,000円(税込)のプラチナプリファードは、クレカ積立のポイント付与率が条件次第で最大3.0%と高い。ただし、年間利用額によって付与率が変動するため、日常的にカードを利用する人向けだ。
月10万円を積み立てた場合、年間最大36,000Vポイントが貯まる可能性がある。年会費を差し引いても3,000Vポイント分のプラスが見込めるが、還元率の条件は公式サイトで最新情報を確認してほしい。
クレカ積立の利用金額は、年間利用額の集計対象外となっている。年会費無料化やポイント付与率の判定基準となる「年間利用額」にクレカ積立分は含まれないため、普段の買い物での利用額を意識する必要がある。詳細は三井住友カードの公式サイトで確認しよう。
つまり「今年いくらカードを使ったか」を自分で把握しておく必要がある、ということでもある。アプリでの管理が苦手な人は、月ごとの支出をざっくり書き出す家計簿の本から入るとハードルが低い。

SBI証券でクレカ積立を始める手順
SBI証券のクレカ積立は、以下の手順で始められる。
ステップ1:SBI証券の口座を開設する
まだSBI証券に口座がなければ、公式サイトから申し込みをする。NISA口座も同時に開設できる。
ステップ2:三井住友カードを用意する
クレカ積立に使いたい三井住友カードを発行する。すでに持っていればそのまま利用できる。
ステップ3:SBI証券でカードを登録する
SBI証券にログイン後、「クレジットカード」のメニューからカード情報を登録する。Vpassアカウントとの連携が必要だ。
ステップ4:積立設定をする
購入したい投資信託を選び、積立金額とクレジットカード決済を設定する。毎月10日が翌月分の設定締切なので、それまでに手続きを完了しよう。
- 口座開設からクレカ積立の開始まで、最短で2〜3週間程度
- NISA口座でもクレカ積立が利用可能
- 設定後は毎月自動で積立買付が行われる
Oliveとの連携でさらにお得に
三井住友銀行のOlive(オリーブ)は、銀行口座・クレジットカード・デビットカード・ポイント払いが1つのアプリで完結する総合金融サービスだ。Oliveアカウントを開設すると、SBI証券のクレカ積立で上乗せポイントが付与される限定プランが利用できる場合がある。
また、OliveフレキシブルペイをSBI証券のクレカ積立に設定することで、Vポイントの貯まり方がさらに効率的になる。三井住友銀行の口座をメインバンクにしている人は、Olive経由でクレカ積立を行うことで、銀行・カード・証券の連携メリットを最大化できる。
SBI証券クレカ積立の注意点
メリットが多いSBI証券のクレカ積立だが、いくつか押さえておきたい注意点がある。
クレカ積立の利用金額は年間利用額の集計対象外というのが最も重要なポイントだ。ゴールド(NL)の年会費無料条件である「年間100万円利用」にクレカ積立分はカウントされないため、普段の買い物で100万円の利用を達成する必要がある。
日々の支払いをカードに寄せていくと、財布から現金の出番が減っていく。札入れが不要になったタイミングで、カードだけを入れる薄型の財布に替える人も多い。
また、積立日は毎月1日に固定されており、買付タイミングを自分で選ぶことはできない。ドルコスト平均法による分散投資の効果は期待できるが、「相場が安い時にまとめて買いたい」という人には不向きだ。
さらに、ボーナス設定や増額設定には対応していないため、月10万円を超える積立を行いたい場合は、銀行口座からの引き落としと併用する必要がある。

貯まったVポイントの活用方法
クレカ積立で貯まったVポイントは、さまざまな使い道がある。
SBI証券でのVポイント投資として、貯まったVポイントを投資信託の購入に充てることができる。ポイントで投資信託を買い、値上がり益を狙うという好循環が生まれる。
カード利用代金への充当として、Vポイントをカードの支払い金額に充てることも可能。1ポイント=1円として使えるため、実質的なキャッシュバックと同じ効果がある。
その他にも、Vポイントアプリを使った街のお店での支払い、他社ポイントやマイルへの交換など、幅広い活用方法が用意されている。
貯まったポイントをどこに回すかで、その後の資産の伸び方は変わってくる。ポイントも含めたお金の置き場所を考え直したい人は、資産形成の全体像を扱った本を読んでみるのも手だ。
よくある質問(Q&A)
Q. NISA口座でもクレカ積立はできる?
A. できる。SBI証券のNISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)でもクレカ積立に対応している。非課税メリットとポイント還元を同時に受けられるのが大きな魅力だ。
Q. クレカ積立と口座引き落としは併用できる?
A. 併用できる。クレカ積立の上限は月10万円だが、それを超える積立をしたい場合は銀行口座からの引き落としを組み合わせることが可能だ。
Q. 家族カードでもクレカ積立はできる?
A. 家族カードではクレカ積立はできない。本会員カードのみ対応している。
Q. 途中でカードを変更できる?
A. できる。SBI証券の管理画面からカードの変更手続きが可能だ。ただし、変更後のカードでのポイント付与率や条件は異なる場合があるため、事前に確認しておこう。
まとめ
SBI証券と三井住友カードのクレカ積立は、投資信託の積立をしながらVポイントが貯まる一石二鳥の仕組みだ。年会費無料のカード(NL)でも始められるし、ゴールド(NL)なら年会費実質無料で高還元率を狙える。
まだクレカ積立を始めていない人は、まずはSBI証券の口座開設と三井住友カードの発行から検討してみよう。毎月の積立をカード払いに切り替えるだけで、投資をしながらポイントが自動で貯まる生活が手に入る。

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関連リンク:三井住友カード公式サイト / 金融庁 NISA特設サイト / 日本証券業協会


