コンビニやスーパー、飲食店など、あらゆる場所で使えるようになったQRコード決済。「どれを使えばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
実際に主要なQRコード決済サービスを比較してみると、還元率や使えるお店、チャージ方法などに大きな違いがあることがわかります。自分の生活スタイルに合ったサービスを選ぶことで、毎月の支出をかなりお得にすることができます。
この記事では、主要なQRコード決済サービスを「還元率」「利用可能店舗数」「使いやすさ」などの観点から徹底比較し、用途別に最適なサービスを解説していきます。自分にぴったりのQRコード決済を見つけて、キャッシュレス生活をスタートしてみましょう。
QRコード決済とは?基本の仕組みを理解しよう
QRコード決済とは、スマートフォンに表示されたQRコードやバーコードを使って支払いを行うキャッシュレス決済の一種です。店舗側が提示するQRコードをスマホで読み取る方式と、スマホに表示したバーコードを店舗側が読み取る方式の2種類があります。キャッシュレス決済全般の基礎知識はこちらの記事が参考になります。

クレジットカードのように物理的なカードが不要で、スマホ一台あれば支払いが完了する手軽さが最大の魅力です。事前にチャージして使うプリペイド型と、クレジットカードや銀行口座から即時引き落とされるポストペイ型があり、自分の管理しやすい方法を選べます。
総務省の調査によると、QRコード決済の利用率は年々増加しており、特に20代〜40代を中心に急速に普及しています。各社がキャンペーンやポイント還元で利用者獲得を競っているため、消費者にとっては非常にお得な状況が続いています。


主要QRコード決済サービスの特徴を比較
現在日本で利用できる主要なQRコード決済サービスについて、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
PayPay
国内最大級の利用者数を誇るQRコード決済サービスです。加盟店数が非常に多く、個人経営の小さなお店でも使えることが多いのが強みです。基本還元率は0.5%〜1.5%で、PayPayステップの条件を達成することで還元率がアップします。ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは追加の特典を受けられるため、特にお得に利用できます。
楽天ペイ
楽天経済圏のユーザーにとって非常に魅力的なサービスです。楽天カードからのチャージで最大1.5%還元が受けられ、楽天ポイントとの連携もスムーズです。楽天市場でのお買い物はもちろん、街のお店でも楽天ポイントを貯められるのが大きなメリットです。
d払い
NTTドコモが提供するQRコード決済で、dポイントが貯まる・使えるのが特徴です。ドコモユーザーは電話料金との合算払いが可能で、dカードとの組み合わせで還元率がアップします。dポイントカード加盟店でも併用できるため、ポイントの二重取りが可能です。
au PAY
KDDIが提供するQRコード決済で、Pontaポイントが貯まります。au PAYカードからのチャージで1.5%還元が受けられ、ローソンやライフなどPontaポイント加盟店でのポイント二重取りも可能です。auユーザー以外でも利用可能ですが、au回線ユーザーは追加の特典があります。


用途別!おすすめのQRコード決済はこれ
ここからは具体的な利用シーンに合わせて、どのQRコード決済が最適かを解説していきます。
コンビニ利用が多い方
コンビニでの利用が多い方には、PayPayが特におすすめです。セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンなど主要コンビニすべてで利用でき、加盟店数の多さが際立っています。また、d払いもdポイントカード提示との併用でポイント二重取りができるため、ドコモユーザーにはお得です。
ネットショッピングも活用したい方
楽天ペイは楽天市場との連携が抜群で、オンライン・オフラインの両方でポイントを効率よく貯められます。楽天経済圏(楽天カード・楽天銀行・楽天モバイルなど)をフル活用することで、還元率を最大化できます。
飲食店での利用が多い方
個人経営の飲食店では、PayPayの導入率が突出しています。チェーン店だけでなく、地元の居酒屋やカフェでも使えるケースが多いため、外食が多い方はPayPayを持っておくと便利です。
公共料金の支払いに使いたい方
電気・ガス・水道などの公共料金の請求書払いに対応しているサービスとしては、PayPayやau PAYが対応範囲が広いです。請求書のバーコードをスマホで読み取るだけで支払いが完了し、ポイントも付与されるため、銀行やコンビニに行く手間が省ける上にお得です。
- コンビニ中心 → PayPay(加盟店数が多い)
- ネット通販も含めてお得に → 楽天ペイ(楽天経済圏の恩恵大)
- ドコモユーザー → d払い(dポイント二重取り可能)
- Pontaポイントを貯めたい → au PAY(ローソン・ライフで強い)
- 公共料金も払いたい → PayPay・au PAY
還元率で比較!QRコード決済のポイント事情
QRコード決済を選ぶ上で、多くの方が気になるのが還元率です。ここでは各サービスの基本還元率と、還元率をアップさせる方法を詳しく解説します。
PayPayの基本還元率は0.5%ですが、PayPayステップの条件(月30回以上の決済+月10万円以上の決済)を達成すると最大1.5%まで上がります。楽天ペイは楽天カードからチャージして支払うことで1.5%還元が受けられます。
d払いはdカードを紐づけると0.5%+dポイントカード提示で最大1.5%程度の還元が可能です。au PAYはau PAYカードからのチャージで合計1.5%還元となります。
ただし、各社ともキャンペーンによる追加還元を頻繁に実施しているため、基本還元率だけでなくキャンペーン情報もチェックするのがお得に使うコツです。PayPayは「超PayPay祭」、楽天ペイは「楽天ペイのお得なキャンペーン」など、大型キャンペーンが定期的に開催されています。ポイント二重取りのテクニックはこちらで詳しく解説しています。





QRコード決済を始める前に知っておきたい注意点
便利でお得なQRコード決済ですが、利用する上でいくつか注意しておきたいポイントがあります。
通信環境が必要
QRコード決済はスマートフォンのアプリを使うため、通信環境が必要です。電波の届かない場所や、スマホの充電が切れた場合は利用できません。いざという時のために、現金やクレジットカードも持っておくことをおすすめします。
セキュリティ対策は万全に
スマートフォンにはロック機能を必ず設定し、QRコード決済アプリにも生体認証やパスコードロックを設定しましょう。万が一スマホを紛失した場合でも、不正利用を防ぐことができます。各サービスとも不正利用に対する補償制度を設けていますが、日頃からセキュリティ意識を持っておくことが重要です。セキュリティ対策の詳しい方法はこちらの記事で解説しています。



チャージ残高の管理
プリペイド方式を利用する場合は、チャージ残高の管理が必要です。オートチャージ機能を使えば残高不足を防げますが、使いすぎにも注意が必要です。利用履歴をこまめに確認する習慣をつけましょう。
- スマホのロック機能は必ず有効にする
- アプリ内の生体認証・パスコードも設定する
- 不審なQRコードは読み取らない
- 公共のWi-Fiでの決済は避ける
- 利用履歴はこまめに確認する
複数のQRコード決済を使い分けるのもあり
「結局どれか一つに絞らなきゃいけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は複数のQRコード決済を併用するのも賢い使い方です。
例えば、メインはPayPayにしつつ、楽天市場でのお買い物時は楽天ペイを使う、といった使い分けが可能です。また、各サービスが実施するキャンペーンに合わせて、その時期に一番お得なサービスを使うという戦略も有効です。
ただし、あまりにも多くのサービスに分散させると、ポイントが分散してしまい、まとまった金額として使いにくくなるデメリットもあります。メインとサブの2〜3サービスに絞るのが実用的でしょう。
日本経済新聞の報道によると、QRコード決済の利用者の約4割が複数のサービスを併用しているというデータもあります。自分のライフスタイルに合わせて、上手に使い分けてみてください。参考:日本経済新聞


QRコード決済の今後の動向
QRコード決済は今後もさらに進化していくと見られています。経済産業省はキャッシュレス決済比率を将来的に80%まで引き上げる目標を掲げており、QRコード決済もその一翼を担っています。参考:経済産業省キャッシュレス推進
最近ではマイナンバーカードとの連携や、自治体のプレミアムポイント事業への対応など、行政サービスとの連携も進んでいます。また、個人間送金機能の充実により、割り勘や個人間のお金のやり取りにも活用されるようになってきました。
各社の競争が続く限り、消費者にとってはお得なキャンペーンや新機能が次々と登場する状況が期待できます。まだQRコード決済を使ったことがない方は、この機会にぜひ始めてみてはいかがでしょうか。参考:総務省情報通信白書
よくある質問(Q&A)



