LINE Payの国内決済サービスは2025年4月30日をもって終了しました。現在はPayPayへの移行が案内されています。この記事はサービス終了前の情報を含みますのでご注意ください。LINEアプリ内からPayPayの決済機能を利用できるようになっています。
LINE Payは約9,600万人が利用するLINEアプリに統合されたキャッシュレス決済サービスでした。送金や割り勘といったLINEならではの機能が魅力でしたが、2025年4月にPayPayへの統合に伴い国内サービスを終了しています。
この記事では、LINE Payのメリットとデメリットを包み隠さずお伝えし、「どんなシーンで使うべきか」「どんな人に向いているか」を具体的に解説していきます。

LINE Payの5つのメリット
まずはLINE Payを使うメリットから見ていきましょう。他の決済サービスにはない、LINE Payならではの強みが5つあります。
メリット1:LINEアプリだけで完結する手軽さ
LINE Payの最大のメリットは、普段使っているLINEアプリからそのまま利用できるという点です。PayPayや楽天ペイのように新しいアプリをダウンロードする必要がなく、LINEユーザーならすぐに始められます。
日本国内のLINEユーザーは約9,600万人で、スマホを持っている人のほとんどがLINEを使っています。つまり、ほぼすべてのスマホユーザーが追加の手間なしでLINE Payを始められるということです。「スマホにアプリを増やしたくない」という方にとっては非常にありがたいポイントでしょう。
メリット2:友だちへの送金が手数料無料
LINEの友だちに対して手数料無料で送金できるのは、LINE Pay最大の差別化ポイントです。銀行振込では数百円の手数料がかかりますが、LINE Payなら一切かかりません。
「ランチ代を立て替えてもらったからすぐ返したい」「遠方の家族にお金を送りたい」「フリマで個人間取引をしたい」といったシーンで、送金機能は大活躍します。送金はトーク画面から数タップで完了するため、操作もとても簡単です。
ただし、送金機能を利用するには送金側・受取側ともに本人確認の完了が必要です。事前に済ませておきましょう。
メリット3:割り勘機能で精算トラブルゼロ
飲み会やグループでの食事の精算は、現金だと「お釣りがない」「あとで払うと言ったきり忘れている人がいる」といったトラブルが起きがちです。LINE Payの割り勘機能を使えば、こうした問題をすべて解消できます。
幹事が合計金額と参加者を設定してリクエストを送るだけで、各メンバーのLINEに通知が届きます。グループLINEで割り勘リクエストを共有できるため、大人数でもスムーズです。支払いの記録もすべて残るので、「払った・払ってない」のトラブルも防げます。
メリット4:請求書払いで公共料金を自宅で支払える
電気代、ガス代、水道代などの請求書のバーコードを、LINE Payアプリで読み取って支払うことができます。わざわざコンビニに行かなくても、自宅のソファに座ったまま支払いが完了します。
特に忙しい社会人や、小さなお子さんがいて外出が難しい方にとっては、自宅で完結する請求書払いは大きなメリットです。対応する支払い先も年々増加しています。
メリット5:利用履歴で家計管理がしやすい
LINE Payで支払いをすると、すべての取引履歴がアプリ内に自動で記録されます。日時、金額、支払い先が一覧で確認できるため、家計簿をつける代わりにLINE Payの履歴を活用することもできます。
「何にいくら使ったか分からない」という方は、日常の支払いをなるべくLINE Payに集約してみましょう。支出の全体像が把握しやすくなり、無駄遣いの発見にもつながります。
ただし、アプリの履歴に残るのはそのアプリを通した支出だけです。現金払いや口座引き落としも含めた全体を掴みたいときは、手書きの家計簿を1冊用意して並行して記録している方もいます。

LINE Payの4つのデメリット
メリットがある一方で、LINE Payにはいくつかのデメリットもあります。正直にお伝えするので、利用を判断する際の参考にしてください。
デメリット1:ポイント還元率が控えめ
LINE Payの残高払いでの基本的なポイント還元率は、Visa LINE Payクレジットカードのチャージ&ペイを利用しない限り高くありません。PayPayや楽天ペイが0.5〜1.5%の還元率を実現しているのに比べると、ポイント還元の面ではやや見劣りします。
ポイント還元を重視する方は、LINE Pay単体よりも、Visa LINE Payクレジットカードとの連携を検討するか、メインの支払いは他のQRコード決済を使い、LINE Payは送金・割り勘専用にするという使い分けが賢い選択です。
デメリット2:加盟店数ではPayPayに及ばない
QRコード決済の加盟店数では、PayPayが大きなシェアを持っています。個人経営のお店や地方のお店では「PayPayだけ対応」というケースが多く、LINE Payが使えないお店もまだまだ存在します。
ただし、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食チェーンなど主要なチェーン店ではLINE Payも対応しているため、日常的な利用で困ることは少ないでしょう。LINE Pay加盟店一覧で事前に使えるお店を確認しておくと安心です。
デメリット3:残高の出金に手数料がかかる
LINE Pay残高を銀行口座に出金する場合、176円(税込)の手数料がかかります。送金で受け取ったお金を現金化したい場合にこの手数料が発生するため、少額の送金では割高に感じることもあるでしょう。
出金手数料を避けるには、受け取ったお金をLINE Pay残高のまま買い物で使うのがベストです。LINE Pay対応店舗で使い切れば、手数料は一切かかりません。
デメリット4:LINEアカウントとの紐づけリスク
LINE PayはLINEアカウントと完全に紐づいているため、LINEアカウントが乗っ取られた場合、LINE Payにも不正アクセスされるリスクがあります。
このリスクを軽減するためには、LINEアカウントの二段階認証を必ず有効にすることが重要です。また、LINE Payのパスコードは推測されにくい番号を設定し、生体認証も併用しましょう。LINE安全利用ガイドを参考に、セキュリティ対策を万全にしておくことをおすすめします。
LINE Payを使うべきシーンと使わなくていいシーン
メリット・デメリットを踏まえて、LINE Payを使うべきシーンと、他の決済手段のほうが適しているシーンを整理してみましょう。
LINE Payを使うべきシーン
- 友だちへの送金:手数料無料で即座に送れる。銀行振込よりも断然便利
- グループでの割り勘:飲み会や旅行の精算がLINE上で完結する
- 請求書払い:自宅にいながら公共料金を支払える
- 少額の支払い:コンビニや自動販売機での小さな買い物に
- LINEギフトの利用:友だちへのプレゼントをLINE上で贈れる
他の決済手段のほうが良いシーン
- ポイント還元を最大化したいとき:PayPayや楽天ペイのほうが還元率が高い場合が多い
- 個人店での支払い:PayPayのほうが加盟店数が多い
- 高額な買い物:クレジットカードのほうがポイントや保険の面で有利
- 特定の経済圏を活用しているとき:楽天経済圏なら楽天ペイ、au経済圏ならau PAYが最適

LINE Payと他のQRコード決済を比較
LINE Payを他の主要QRコード決済と比較してみましょう。それぞれの強みが異なるため、用途に応じた使い分けが重要です。
LINE Pay vs PayPay
PayPayは利用可能箇所数1,000万カ所以上と群を抜いて多くで、使えるお店の数ではLINE Payを大きく上回ります。還元率もPayPayステップの達成で最大1.5%と高水準です。一方、LINE Payは送金・割り勘機能で優位に立っています。
結論としては、買い物はPayPay、送金・割り勘はLINE Payと使い分けるのが最もバランスの良い組み合わせです。
もっとも、こうして複数の決済アプリを使い分けるほど、支払い手段はスマホ1台に集中していきます。外出先で電池が切れれば、どのアプリの残高も使えません。軽いものを1つカバンに入れておくと安心できます。
LINE Pay vs 楽天ペイ
楽天ペイは楽天カードからのチャージで最大1.5%還元が受けられ、楽天経済圏のユーザーには非常にお得です。LINE Payとの機能面での大きな違いは、LINE Payの送金機能の有無です。楽天ペイには個人間送金機能がないため、この点ではLINE Payが有利です。
LINE Pay vs d払い
d払いはドコモユーザーに特化したメリット(電話料金合算払い、dポイント連携など)があります。ドコモユーザーならd払いのほうがお得ですが、キャリアを問わず使える汎用性ではLINE Payに軍配が上がります。
LINE Payをお得に使うためのコツ
LINE Payの還元率のデメリットをカバーするために、知っておきたいお得な使い方を紹介します。
Visa LINE Payクレジットカードを活用する
LINE Payの還元率を上げるなら、Visa LINE Payクレジットカードとの連携がおすすめです。「チャージ&ペイ」を利用することで、より高い還元率でLINE Payを使えるようになります。年会費は初年度無料で、年1回の利用で翌年も無料になります。
LINEクーポンを活用する
LINEアプリのウォレットタブには、LINE Payで使えるクーポンが配信されています。対象店舗でLINE Payで支払う際にクーポンを適用すると、割引やポイントアップの特典が受けられます。
クーポンは定期的に更新されるため、買い物前にチェックする習慣をつけましょう。数十円〜数百円の割引でも、積み重なると大きな節約効果になります。
とはいえ、クーポンやキャンペーンを追い続けるのは、慣れないうちはなかなかの手間です。ポイ活の全体像を整理した本を1冊読んでおくと、どこに手をかけて、どこは捨てるかの優先順位をつけやすくなります。
キャンペーンのタイミングで利用する
LINE Payは不定期でポイント増量キャンペーンを開催しています。キャンペーン期間中に集中的に利用することで、通常よりも高い還元率を得られます。LINEの公式アカウントを友だち追加しておくと、キャンペーン情報をいち早くキャッチできます。

LINE Payに向いている人・向いていない人
最後に、LINE Payが向いている人と向いていない人をまとめます。
LINE Payが向いている人
- 友だちとの送金や割り勘をよく行う人
- 新しいアプリを増やしたくない、LINEだけで済ませたい人
- 公共料金を自宅で手軽に支払いたい人
- LINEギフトをよく利用する人
- キャッシュレス決済を初めて使う人(操作が簡単なため)
LINE Payが向いていない人
- ポイント還元率を最重視する人(PayPayや楽天ペイのほうが有利)
- 個人店での利用が多い人(PayPayのほうが対応店舗が多い)
- 特定の経済圏(楽天・ドコモ・au)に集中投資したい人
LINE Payは「メインのQRコード決済」として使うよりも、「送金・割り勘用のサブツール」として他のQRコード決済と併用するのが最も賢い使い方です。LINE Pay公式サイトで最新のサービス内容を確認してみてください。
LINE Payのメリット・デメリットに関するQ&A
Q. LINE Payは完全に無料で使えますか?
A. 基本的な機能(チャージ・支払い・送金)は無料で利用できます。ただし、LINE Pay残高を銀行口座に出金する場合は176円(税込)の手数料がかかります。出金せずにLINE Pay残高として使い切れば、手数料は一切発生しません。
Q. LINE PayとPayPayはどちらがおすすめですか?
A. 用途によって異なります。日常の買い物ではPayPayのほうが加盟店数も還元率も優れています。一方、友だちへの送金や割り勘ではLINE Payがかなり便利です。両方をインストールして使い分けるのがベストです。
Q. LINE Payで貯まるポイントは何に使えますか?
A. LINE Payの利用で貯まるLINEポイントは、LINE Pay残高への交換、LINEスタンプの購入、LINEギフトなどに利用できます。また、Visa LINE Payクレジットカードを使えばPayPayポイントとして還元されます。
Q. LINE Payのセキュリティは大丈夫ですか?
A. LINE Payは6桁のパスコードと生体認証(指紋・顔認証)によるセキュリティで保護されています。不正利用が発覚した場合は、原則として10万円まで補償される制度もあります。LINEアカウントの二段階認証を有効にしておくことで、さらにセキュリティを強化できます。
Q. LINE Payは海外でも使えますか?
A. 一部の国・地域ではLINE Payを利用できる場合がありますが、基本的には日本国内向けのサービスです。海外での支払いにはクレジットカードや現地の決済サービスを利用するのがおすすめです。

