ANAマイルを効率よく貯めたいなら、ANAカード選びが最初の一歩。ただしANAカードは20種類以上あるから、どれを選べばいいか迷う人がほとんどだと思う。一般カード、ワイドカード、ゴールド、プレミアムと、グレードによって年会費もマイル還元率も大きく違ってくる。
この記事では、ANAカードの主要な種類を年会費・マイル還元率・特典の3つの軸で比較して、どんな人にどのカードが合うのかを分かりやすく解説するよ。

ANAカードの種類と基本スペック比較
ANAカードは大きく分けて4つのグレードに分かれている。それぞれの年会費とマイル還元率を見ていこう。
ANA一般カード
- 年会費:2,200円(税込)※初年度無料のカードもあり
- マイル還元率:0.5%(1,000円=5マイル)
- 10マイルコース:年間手数料5,500〜6,600円を払えば還元率1.0%に(1,000円=10マイル)
- 入会・継続ボーナスマイル:1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:フライトマイルの+10%
コストを抑えながらANAマイルを貯めたい人に向いている。ただし10マイルコースの手数料を含めると実質年会費が8,000円前後になるので、マイル還元率1.0%を求めるならゴールドカードとの比較が必要だ。
そもそもカード選び以前に、ポイントサイトの経由やマイル移行ルートの組み方で貯まる速さは変わってくる。全体像を1冊で押さえておくと、どのグレードが自分に合うかも判断しやすくなる。
ANAワイドカード
- 年会費:7,975円(税込)
- マイル還元率:0.5%(10マイルコースで1.0%)
- 入会・継続ボーナスマイル:2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:フライトマイルの+25%
一般カードとの違いは搭乗ボーナスマイルの割合。飛行機に年数回以上乗る人なら、搭乗ボーナス+25%が効いてくる。ただしショッピングマイル還元率は一般カードと同じなので、飛行機にあまり乗らない人にはコスパが悪い。
ANAワイドゴールドカード
- 年会費:15,400円(税込)
- マイル還元率:1.0%(追加手数料なしで1,000円=10マイル)
- 入会・継続ボーナスマイル:2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:フライトマイルの+25%
- 空港ラウンジ:国内主要空港のカードラウンジ無料
- 旅行保険:海外最高5,000万円・国内最高5,000万円
ANAカードの中で最もコスパが良いとされるのがこのゴールドカード。マイル還元率1.0%が追加手数料なしで適用されるのが大きい。一般カード+10マイルコースと比較すると、年会費差はわずか数千円で空港ラウンジや充実した保険が付く。
ANAカード プレミアム
- 年会費:77,000〜88,000円(税込)※ブランドにより異なる
- マイル還元率:1.0〜1.5%(1,000円=10〜13マイル)
- 入会・継続ボーナスマイル:10,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:フライトマイルの+50%
- ANA国内線ラウンジ:無料利用可
- プライオリティ・パス:付帯(ブランドによる)
年に何度も飛行機に乗るヘビートラベラー向け。搭乗ボーナス+50%と継続ボーナス10,000マイルが大きな魅力。ただし年会費が高いので、年間のフライト回数と利用額で元が取れるか計算してから申し込もう。

こんな人にはこのANAカード|タイプ別の選び方
マイル初心者・年会費を抑えたい人 → 一般カード
まずはANAマイルを貯め始めたいという人には、年会費2,200円の一般カードが最適。マイル還元率は0.5%だが、まずは低コストで使い勝手を試してみて、マイルが貯まる実感が得られたらゴールドへのアップグレードを検討すればいい。
日常の買い物でガッツリ貯めたい人 → ゴールドカード
普段のカード利用額が月5万円以上あるなら、ゴールドカードのマイル還元率1.0%が生きてくる。月5万円の利用で年間6,000マイル、月10万円なら年間12,000マイル。国内線特典航空券(片道5,000マイル〜)が手の届く範囲になってくる。
年に数回フライトする人 → ゴールドorプレミアム
搭乗ボーナスマイルの差が効いてくるので、フライト頻度が高い人はゴールド以上がおすすめ。年間のフライトマイルが多ければ、+25%のゴールドか+50%のプレミアムかで獲得マイル差が大きくなる。
出張が多いビジネスパーソン → プレミアム
月に数回飛行機に乗るなら、プレミアムの年会費も元が取れる計算になる。ANAラウンジの無料利用やプライオリティ・パスは出張の多い人にとって大きな価値がある。
ただ、搭乗回数が増えるほど効いてくるのは機内での過ごし方のほうだ。着いてすぐ商談という日程だと、機内で首が痛くならないかどうかで当日のコンディションが変わってくる。
ANAカードのブランド(VISA・JCB・Mastercard・AMEX)の違い
ANAカードはVISA、JCB、Mastercard、AMEXの4ブランドから選べる。
- VISA/Mastercard:三井住友カード発行。国内外で使える店舗数が多い。マイ・ペイすリボの活用で年会費割引あり
- JCB:JCB発行。ANA QUICPay+nanaco機能搭載可。Oki Dokiポイント経由のマイル移行
- AMEX:アメックス発行。空港ラウンジやトラベル特典が充実。年会費はやや高め
使いやすさを重視するならVISAかMastercard、ANAのフライトやトラベル特典を重視するならAMEXという選び方が一般的だ。
よくある質問(Q&A)
Q. ANAカードとANAマイレージクラブカードの違いは?
A. ANAマイレージクラブカード(AMCカード)は年会費無料のマイレージ番号カードで、クレジット機能がない。ANAカードはクレジット機能付きで、カード利用でマイルが貯まる。マイルを効率よく貯めるならクレジット付きのANAカードが断然有利だ。
Q. ANAカードの年間30万円利用でマイル有効期限が延長される?
A. 対象のANAカードを年間30万円以上利用すると、保有マイル全額の有効期限が12カ月延長される特典がある。マイル失効を防ぎたい人にとっても、ANAカード保有は大きなメリットだ。
Q. 学生でもANAカードは作れる?
A. ANAカード(学生用)があり、在学中は年会費無料でマイルが貯まる。卒業後は一般カードに自動切り替えされるので、学生のうちからマイルを貯め始めるのもおすすめだ。

ANAカード選びで失敗しないためのチェックポイント
年間のカード利用額から逆算する
ANAカード選びで最も大切なのは、年間のカード利用額から逆算して「どのカードが元を取れるか」を計算すること。年間利用額が30万円未満なら一般カードで十分だし、60万円以上あるならゴールドカードの方がトータルで得になる可能性が高い。「月にいくらカードで払っているか」を振り返ってみよう。
フライト頻度で搭乗ボーナスの差を計算する
搭乗ボーナスマイルは一般カード+10%、ゴールド+25%、プレミアム+50%と大きく差がある。例えば東京→沖縄の片道で約984マイル(レギュラーシーズン)の場合、ボーナスマイルは一般98マイル、ゴールド246マイル、プレミアム492マイル。年に数回飛ぶ人は、この差が積み重なって大きな違いになる。
年に何度も空港に行くようになると、ANAカード・搭乗券・パスポート・現地通貨をどうまとめるかが地味な悩みになってくる。1つのケースに集約しておくと、保安検査やチェックインで慌てずに済む。
年会費の割引制度を確認する
ANA VISA/Mastercardは「マイ・ペイすリボ」の登録と利用で年会費が割引になる場合がある。一般カードなら年会費が大幅に抑えられるので、少しでも年会費を節約したい人はこの割引制度を活用しよう。ただし、リボ払いの手数料が発生しないよう支払い金額の設定には注意が必要だ。
SFC修行を視野に入れるなら
将来的にSFC(スーパーフライヤーズカード)を目指す人は、最初からANAカードで実績を積んでおくのが効率的だ。SFCはANAの上級会員ステータスをクレジットカードに紐づけて維持できる制度。SFC取得後はマイルの有効期限が延長されるなど、大きなメリットがある。

まとめ:ANAカードは「ゴールド」が最もバランスが良い
ANAカードを比較した結論としては、多くの人にとってANAワイドゴールドカードがベストバランス。マイル還元率1.0%が追加手数料なしで適用され、空港ラウンジや旅行保険も充実している。年会費15,400円は安くはないが、一般カード+10マイルコースとの差額で考えるとかなりお得だ。
年会費を抑えたいなら一般カード、飛行機に頻繁に乗るならプレミアムと、自分のライフスタイルに合わせて選んでみてほしい。
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参考リンク:ANAカード比較(The Goal) / ANAカードおすすめ比較(マネ会) / ANAカード比較 ゴールドのメリット


