「auじぶん銀行って金利がいいって聞くけど、実際どうなの?」と気になっている人は多いだろう。結論から言うと、auじぶん銀行はau経済圏のサービスと組み合わせることで普通預金金利が大幅にアップするのが最大の魅力だ。
au回線を使っている人はもちろん、au PAYやau PAYカードを利用している人にとっても相性がいいネット銀行なので、ぜひチェックしてみてほしい。
この記事では、auじぶん銀行の金利やメリットをわかりやすく解説するとともに、金利を最大化するための具体的な方法も紹介していくよ。

auじぶん銀行の金利はどれくらい?
普通預金金利
auじぶん銀行の普通預金金利は、通常でも年0.20%とメガバンクを上回る水準だ。ただし、auじぶん銀行の真価はここからで、au経済圏のサービスと連携することで普通預金金利が最大年0.75%まで引き上げられる。これはネット銀行の中でもトップクラスの水準だ。
金利アップの条件(記事執筆時点)
- auマネーコネクト(au カブコム証券との連携)で金利アップ
- au PAYとの連携で金利アップ
- au PAYカードの引き落とし設定で金利アップ
- auの通信契約(povo含む)で金利アップ
※条件の詳細・金利の内訳は変更される場合があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
定期預金金利
auじぶん銀行では定期預金のキャンペーンも定期的に実施されている。記事執筆時点では1年もの定期預金で年1.30%という高金利キャンペーンが展開されていた。こうした限定キャンペーンの情報はauじぶん銀行のアプリやメールマガジンで案内されるので、口座を持っていればチェックしやすい。
ただ、金利の数字だけを追いかけても「どこにいくら置くか」の全体像がないと判断しづらい。預金・保険・投資の役割分担をひととおり整理してくれる入門書を1冊読んでおくと、口座選びの軸を持ちやすくなるという手もある。
auじぶん銀行のメリット7つ
メリット1:普通預金金利がネット銀行トップクラス
前述のとおり、au経済圏のサービスと連携することで普通預金金利が最大年0.75%まで引き上がる。これは100万円預けていた場合、年間で数千円の利息差になるので、預金を置いておくだけでメリットを感じられる。
メリット2:au PAYカードとの相性がよい
au PAYカードの引き落とし口座をauじぶん銀行に設定すると、金利アップの条件のひとつを満たせる。日頃からau PAYカードで買い物をしている人は、引き落とし口座を変えるだけでお得になるのは見逃せないポイントだ。
メリット3:au カブコム証券との連携で投資もスムーズ
auじぶん銀行はau カブコム証券との「auマネーコネクト」に対応しており、銀行口座と証券口座の自動入出金が可能。投資信託の積立やNISAでの資産形成をスムーズに進められる。
メリット4:ATM手数料の無料回数がある
auじぶん銀行では「じぶんプラス」というステージ制度があり、ステージに応じてATM手数料の無料回数が決まる。条件を満たせば月最大15回まで無料でATMが使えるため、ATMをよく使う人にも対応できる。
メリット5:スマホATMに対応
auじぶん銀行のアプリを使えば、セブン銀行ATMでキャッシュカードなしで入出金ができる。財布を忘れたときでもスマホがあれば現金を引き出せるのは安心だ。
裏を返すと、スマホATMもau PAYでの支払いもスマホの電池が切れた時点で使えなくなる。財布を持ち歩かない生活に寄せるほどバッテリー切れの影響は大きくなるので、カバンに1つ入れておくと安心という声も多い。
メリット6:セキュリティが手厚い
auじぶん銀行では、インターネットバンキング用のロック機能やワンタイムパスワード、生体認証など、複数のセキュリティ対策が導入されている。不正送金の被害に対する補償制度もあり、ネット銀行のセキュリティに不安がある人でも安心して使える。
メリット7:Pontaポイントが貯まる
auじぶん銀行では、取引に応じてPontaポイントが貯まる。auのサービスを使っている人にとっては、銀行取引でポイントが貯まるのは地味だけどうれしいメリットだ。

auじぶん銀行のデメリット・注意点
デメリット1:au経済圏を使わないとメリットが限定的
auじぶん銀行の高金利は、au経済圏のサービスとの連携が前提になっている。auの通信契約もau PAYカードも持っていない場合、金利の優遇幅がかなり狭くなるため、他のネット銀行のほうがよいケースもある。
デメリット2:じぶんプラスの条件が複雑
ATM手数料や振込手数料の無料回数を決める「じぶんプラス」のステージ判定は、条件がやや複雑。取引件数や残高など複数の基準があり、条件を把握するのに手間がかかるのは正直なところ面倒だ。
じぶんプラスのステージ判定基準は変更される場合がある。条件を満たしているつもりでもステージが下がっていたということがないよう、定期的に公式サイトで確認しておこう。
デメリット3:店舗がない
auじぶん銀行はネット専業銀行なので、窓口での対面相談はできない。困ったときはチャットサポートやコールセンターを利用する形になる。auショップでの相談も原則対応していないため、対面サポートを重視する人には不向きだ。
デメリット4:振込手数料の無料条件がやや厳しい
他行宛の振込手数料が無料になるのはじぶんプラスの上位ステージのみ。ステージが低いと他行宛振込のたびに手数料がかかるため、振込が多い人は注意が必要だ。
auじぶん銀行の金利を最大化する方法
auじぶん銀行の金利をフルに引き出すためのステップを紹介しよう。
- auじぶん銀行の口座を開設する
- au カブコム証券の口座を開設し、「auマネーコネクト」を設定する
- au PAYカードの引き落とし口座をauじぶん銀行に設定する
- au PAYアプリと連携する
- auの通信契約(povo含む)がある場合はその情報を紐づける
すべての条件を満たすのが理想だが、一部だけでも金利アップの効果はある。特にau カブコム証券との連携(auマネーコネクト)は投資をしなくても設定できるので、口座を開設するだけで金利が上がるのは手軽だ。

auじぶん銀行と他のネット銀行を比較
楽天銀行との比較
楽天銀行はマネーブリッジで最大年0.38%(さらに楽天モバイル連携で最大年0.74%予定)。金利の上限で比べるとauじぶん銀行がわずかに上回る場面がある。ただし、楽天ポイントの汎用性の高さや楽天市場との連携を考えると、楽天ユーザーには楽天銀行のほうが総合的にお得だ。
住信SBIネット銀行との比較
住信SBIネット銀行はSBI証券との連携やATMアプリの無制限無料が強み。金利の高さではauじぶん銀行が上回るが、ATMの使い勝手や手数料の面では住信SBIネット銀行のほうが有利なケースもある。
auじぶん銀行の口座開設手順
auじぶん銀行の口座開設はスマホだけで完結する。au IDを持っている人ならさらにスムーズだ。
- auじぶん銀行の公式サイトまたはアプリから口座開設を申し込む
- au IDでログイン(持っていない場合は新規作成)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)をスマホで撮影してアップロード
- 審査完了後、アプリまたは郵送でキャッシュカードを受け取る
- 初期設定を行い、金利アップの条件を順番に設定していく
口座開設後は、auマネーコネクトの設定やau PAYカードの引き落とし口座変更など、金利アップの条件を順番にクリアしていけばOKだ。全部一度にやらなくても、できるところから設定すれば金利は段階的にアップしていく。
auじぶん銀行を上手に活用するコツ
生活費の預け先として活用する
普通預金金利が高いauじぶん銀行は、生活費の預け先としても使える。メガバンクに預けておくよりも利息が多くつくので、使わないお金を眠らせておくのはもったいない。特にまとまった金額を普通預金に置いておく場合、金利差の効果は大きくなる。
一方で、生活防衛資金を確保したうえで余裕資金をどう振り分けるかは人によって答えが変わる。auマネーコネクトでau カブコム証券とつなぐ前に、つみたての考え方を整理しておくと迷いにくい。※投資には元本割れのリスクがあります。
au PAYとの連携で日常決済もお得に
auじぶん銀行からau PAYにチャージして買い物をすれば、Pontaポイントが貯まるうえに金利アップの条件も満たせる。日常の決済をau PAYに集約することで、銀行とキャッシュレス決済の両方でお得になる一石二鳥の使い方だ。
定期的にキャンペーンをチェックする
auじぶん銀行では定期預金のキャンペーンが不定期に開催される。普段は普通預金に入れておいて、キャンペーン期間中に定期預金に切り替えるという使い方もアリだ。アプリのプッシュ通知やメールマガジンを有効にしておくと、キャンペーン情報を見逃しにくくなる。
auじぶん銀行はこんな人におすすめ
向いている人
- auの通信契約(au・UQ mobile・povo)を利用している人
- au PAYカードを持っている人
- 普通預金金利の高さを重視したい人
- au カブコム証券で投資を始めたい人
- Pontaポイントを貯めている人
向いていない人
- au経済圏のサービスをまったく使っていない人
- 窓口で対面相談したい人
- ATM手数料の無料条件をシンプルにしたい人
よくある質問(Q&A)
Q. auじぶん銀行は口座開設費や維持費がかかる?
口座開設費も維持費も無料。作っておくだけでコストは一切かからないので、まずは開設してau経済圏との連携を試してみるのがおすすめだ。
Q. auユーザー以外でも口座は作れる?
auの通信契約がなくても口座開設は可能。ただし、金利アップの条件のひとつであるau通信契約の紐づけができないため、金利の上限が下がる点は把握しておこう。
Q. auじぶん銀行の住宅ローンはどう?
auじぶん銀行の住宅ローンは低金利で人気があり、がん50%保障団信が無料で付帯するなど保障内容が充実している。ネット完結で申し込みできるのもメリットだ。金利は市場環境により変動するため、最新情報は公式サイトで確認してほしい。
Q. じぶんプラスのステージはどうやって上げる?
預金残高や取引件数などの条件でステージが判定される。給与受取口座に設定したり、au PAYカードの引き落としを設定したりすることでステージアップしやすくなる。詳細な条件は公式サイトのじぶんプラスページで確認しよう。
Q. auじぶん銀行のATMはどこで使える?
セブン銀行・ローソン銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・E-netなどの提携ATMで利用可能。スマホATM機能を使えば、セブン銀行ATMでキャッシュカードなしで入出金できるのも便利なポイントだ。無料回数はじぶんプラスのステージによって異なる。
Q. auじぶん銀行で外貨預金はできる?
auじぶん銀行では外貨預金にも対応しており、米ドル・ユーロ・豪ドルなどの主要通貨を取り扱っている。為替手数料も比較的低い水準に設定されているが、為替リスクがあるため余裕資金で運用するのが基本だ。
Q. 他のネット銀行から乗り換えるべき?
au経済圏をメインに使っているなら乗り換えるメリットは大きい。ただし、ネット銀行は複数持てるので、今使っている銀行と併用する形でも問題ない。金利の高さを活かして貯蓄用口座として使い、日常の決済用は別の銀行にするという使い分けも賢い選択だ。

まとめ
auじぶん銀行はau経済圏と連携することで普通預金金利が最大年0.75%にアップする、金利重視の人に特におすすめのネット銀行だ。au PAYカードの引き落とし口座にするだけでも金利がアップするので、auユーザーなら持っておいて損はない。定期預金のキャンペーンも定期的に実施されているため、まとまった資金の運用先としても検討する価値がある。
一方で、au経済圏をまったく使わない人にとってはメリットが薄い面もある。自分がどの経済圏をメインにしているかで判断するのがベストだ。口座開設は無料なので、まずは作ってみてau経済圏との連携を体験してみるのもよいだろう。実際に使ってみれば、金利や使い勝手のよさを実感できるはずだ。
最新の金利情報やキャンペーンはauじぶん銀行公式サイトで確認できる。投資との連携についてはau カブコム証券公式サイトもあわせてチェックしよう。ネット銀行の金利比較はダイヤモンドZAiの預金金利比較が参考になる。


