「クレジットカードは持っていないけど、ネットショッピングで後払いしたい」「今すぐ欲しいけど、給料日まで待ちたい」。そんなニーズに応えてくれるのが後払い決済サービスです。
ただし、後払い決済にはさまざまなサービスがあり、手数料・利用上限額・使えるお店・支払い方法がそれぞれ異なります。この記事では、主要な後払い決済サービスを比較して、自分の使い方に合ったおすすめのサービスを見つけるためのポイントを解説します。

後払い決済とは?基本の仕組み
後払い決済は、商品やサービスを先に受け取り、代金を後日支払う決済方法です。主にECサイトでの買い物に使われますが、最近は実店舗で使えるサービスも増えています。
支払いのタイミングは「翌月末まで」「請求書到着から14日以内」などサービスによって異なります。支払い方法は、コンビニ払い・銀行振込・口座振替が一般的です。
後払い決済を使うメリット
- クレジットカードなしでネットショッピングができる
- 商品を確認してから支払いできるので安心
- 即時の口座残高がなくても購入できる
- カード番号をネット上で入力する必要がない
便利な一方で、先に商品を受け取ってあとから払う仕組みのため、その月にいくら使ったのかは意識しないと見えにくくなります。アプリでも紙でも、利用額を書き留める場所を決めておくと後払いの残高を把握しやすくなります。
後払い決済おすすめサービスを比較
ペイディ(Paidy)|分割手数料無料が強み
メールアドレスと電話番号があれば利用を開始できる後払い決済サービスです。口座振替または銀行振込なら、3・6・12回の分割払い手数料が無料という点が他社にない大きな強みです。
- 手数料:口座振替・銀行振込は無料、コンビニ払いは390円
- 上限額:初回2〜3万円程度、実績に応じて増額
- 対応店舗:Amazon、SHEIN、Qoo10など多数
- おすすめの人:高額な買い物を分割で手数料なく支払いたい方
atone(アトネ)|ポイントが貯まる後払いサービス
翌月まとめて支払う方式の後払い決済。200円の利用で1ポイントのNPポイントが貯まり、次回の支払いに充当できます。後払い決済でポイント還元があるのはatoneの大きな特徴です。
- 手数料:コンビニ/ATM払いは209円、銀行振込は99円
- 上限額:1回あたり5万円(利用状況により変動)
- 対応店舗:Qoo10、無印良品ネットストア、セブン-イレブンなど
- おすすめの人:後払いでもポイントを貯めたい方
NP後払い|導入店舗数が多く安心感がある
導入店舗数20.3万店以上(2023年3月時点)の実績を持つ後払い決済サービスです。商品と一緒に届く請求書で支払うシンプルな仕組みで、アプリの操作が苦手な方にも使いやすいのが特徴です。
- 手数料:利用者側の支払い手数料は基本的に無料(店舗側が負担)
- 上限額:累計5万5,000円(税込)
- 対応店舗:EC通販サイトを中心に幅広く対応
- おすすめの人:請求書での支払いが好みの方、ECサイトで幅広く使いたい方
メルペイスマート払い|メルカリユーザーに最適
フリマアプリ「メルカリ」の決済機能の一部として提供される後払いサービスです。メルカリでの売上金をそのまま支払いに使えるため、メルカリユーザーには特に便利です。
- 手数料:口座振替・自動引落しは無料、コンビニ/ATMは220〜880円
- 上限額:取引実績やAI審査に基づいて個別設定
- 対応店舗:メルカリ内+メルペイ対応の実店舗・ECサイト
- おすすめの人:メルカリで売買をよくする方
PayPayあと払い|スマホ決済との統合型
PayPayで買い物した分を翌月まとめて支払える後払い機能です。PayPayカードと連携して利用するため、実質的にはクレジットカード払いに近い仕組みです。
- 手数料:一括払いは手数料無料
- 上限額:PayPayカードの利用枠に準じる
- 対応店舗:PayPay対応の全店舗
- おすすめの人:PayPayをメインで使っている方

後払い決済サービスの選び方|3つの比較ポイント
比較ポイント1. 手数料
後払い決済の手数料は、支払い方法によって異なります。口座振替なら手数料無料のサービスがほとんどなので、後払いを頻繁に利用するなら口座振替を設定しておくのがおすすめです。コンビニ払いは1回あたり200〜400円程度の手数料がかかります。
比較ポイント2. 利用上限額
後払い決済の利用上限額は、サービスや利用者の実績によって異なります。初回は数万円程度に設定されることが多く、支払い実績を積むことで上限が上がっていきます。高額な買い物をしたい場合は、上限額が高いサービスを選ぶか、利用実績を積んでから利用しましょう。
比較ポイント3. 使えるお店
自分がよく使うECサイトや店舗で対応しているかどうかも重要な比較ポイントです。Amazonならペイディ、メルカリならメルペイスマート払い、PayPay加盟店ならPayPayあと払いなど、利用シーンに合ったサービスを選ぶのが賢い方法です。
後払い決済を安全に使うための注意点
- 支払い期日を守る(遅延すると遅延損害金や利用制限のリスク)
- 月の利用額を決めておく(後払いの合計が支払い能力を超えないように)
- 複数サービスの併用は合計額を把握しにくくなるので注意
- 分割払いは計画的に(支払いが長期化するとトータルの負担が増える可能性)
「毎月の支払いに追われている感じがする」という状態なら、後払いの使い方だけでなく支出そのものを見直したほうが早いこともあります。固定費の削り方をまとめた本から入る方も多いようです。
よくある質問(Q&A)
Q. 後払い決済は誰でも使える?
A. 18歳以上であれば利用できるサービスが多いですが、利用ごとに審査があります。過去に後払いの支払い遅延がある場合は審査に通らないこともあります。
Q. 後払い決済とクレジットカードはどう使い分ける?
A. ポイント還元を重視するならクレジットカード、カード番号をネットに入力したくない場面やカードを持っていない場合は後払い決済、という使い分けが一般的です。
Q. 後払いの支払いを忘れたらどうなる?
A. 支払い期日を過ぎると、まずメールやSMSで催促の通知が届きます。それでも支払わないと遅延損害金が発生し、今後の後払い利用が制限される可能性があります。繰り返し遅延すると、信用情報に記録されるケースもあります。口座振替に設定しておけば、払い忘れを防ぐことができます。
Q. 後払いで買い物しすぎないためのコツは?
A. 「月の後払い利用額の上限」を自分で決めておくのが効果的です。たとえば「後払いは月2万円まで」と決めて、利用額をアプリで定期的にチェックする習慣をつけましょう。
アプリの画面だけだと後回しにしがちな人は、手書きで残す方法に切り替えるのも一つの手です。書く手間がそのままブレーキになる、という声もあります。
後払い決済を使いこなすためのテクニック
口座振替を設定して手数料をゼロにする
後払い決済の手数料はコンビニ払いだと200〜400円かかりますが、口座振替なら無料になるサービスがほとんどです。月に2回後払いを使うと年間で4,800〜9,600円の手数料が発生するため、口座振替への切り替えだけで年間数千円の節約になります。
利用通知をオンにして使いすぎを防ぐ
ペイディやメルペイスマート払いにはメールやプッシュ通知で利用額を知らせる機能があります。利用のたびに通知が届く設定にしておくと、「今月はもう○○円使っている」と把握しやすくなり、使いすぎの防止につながります。
後払い専用の予算を家計に組み込む
後払いの支払いは翌月に回ってくるため、今月の予算とは別に翌月の支払い分を確保しておく必要があります。家計簿アプリで後払いの利用額をカテゴリ別に記録し、翌月の支出として計上しておくと管理しやすくなります。
そもそも家計をどう区切って管理すればいいのか迷う場合は、やり方を一通り解説した本を読んでから自分の形に落とし込むと迷いが少なくなります。
Q. 後払い決済の審査に落ちた場合はどうすればいい?
A. 後払い決済の審査は利用ごとに行われるため、一度落ちても次回利用時に通る場合があります。審査に通りやすくするには、少額の買い物から始めて支払い実績を積むことが有効です。また、過去の未払いがある場合は先に精算しておくことが大切です。
Q. 実店舗で使える後払い決済はある?
A. atoneはセブン-イレブンなどの実店舗で使えます。また、PayPayあと払いはPayPay対応の全店舗で利用可能です。メルペイスマート払いもメルペイ対応の実店舗で使えるので、普段使いのお店で対応しているか確認してみてください。
まとめ|自分に合った後払い決済を選んで賢く使おう
後払い決済サービスは、手数料・上限額・使えるお店がそれぞれ異なるため、比較して選ぶことが大切です。分割手数料を抑えたいならペイディ、ポイントを貯めたいならatone、ECサイトで広く使いたいならNP後払いが候補になります。
どのサービスを選ぶにしても、支払い期日を守り、月の利用額を把握しておくことが安全に使うための基本です。口座振替で手数料をゼロにして、利用通知で使いすぎを防ぐ。この2つを押さえておけば、後払い決済は日々の買い物をもっと便利で快適にしてくれます。自分のライフスタイルに合ったおすすめの後払い決済を見つけて、賢いキャッシュレスライフを始めてみてはいかがでしょうか。

※この記事の情報は記事執筆時点のものです。手数料や利用条件は変更される場合がありますので、最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

