「楽天カードをアップグレードしたいけど、ゴールドとプレミアムどっちがいいの?」この疑問、楽天ユーザーならみんな一度は考えるはず。年会費は2,200円と11,000円で約5倍の差があるけど、特典の差はそれ以上に大きいのが実際のところ。
この記事では、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いを年会費・ポイント還元・空港ラウンジ・保険など全方位で比較し、それぞれの損益分岐点も計算してみた。どちらを選ぶべきか迷っている人はぜひ読んでみてほしい。
楽天ゴールドカードとプレミアムカードの基本スペック
まずは2つのカードの基本スペックを並べて確認しよう。
楽天ゴールドカード
- 年会費:2,200円(税込)
- 基本還元率:1.0%
- 楽天市場SPU:最大3倍
- 空港ラウンジ:国内主要空港+一部海外 年2回まで
- 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯)
- 利用限度額:最大200万円
楽天プレミアムカード
- 年会費:11,000円(税込)
- 基本還元率:1.0%
- 楽天市場SPU:最大5倍
- プライオリティ・パス:世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジ(年5回まで無料、2025年1月以降の条件)
- 海外旅行保険:最高5,000万円(自動付帯+利用付帯)
- 国内旅行保険:最高5,000万円
- 誕生月・火木ポイント優待あり
- 利用限度額:最大300万円

違い1:楽天市場でのポイント還元率
楽天カードユーザーにとって最も気になるのが、楽天市場でのポイント倍率の差だろう。
楽天ゴールドカードの楽天市場でのSPU倍率は一般カードと同じ最大3倍。つまり、ポイント面ではゴールドカードと一般カードの差はない。
一方、楽天プレミアムカードは楽天市場でSPU最大5倍。さらに誕生月には+1倍、毎週火曜日・木曜日にも+1倍のボーナスがある。この差が積み重なると、楽天市場のヘビーユーザーには大きな違いになる。
ポイント差のシミュレーション
楽天市場で月3万円(年間36万円)買い物する場合で計算してみよう。
- ゴールドカード:36万円 × 3% = 10,800ポイント
- プレミアムカード:36万円 × 5% = 18,000ポイント
- 差額:7,200ポイント
年会費の差額8,800円に対して、ポイント差は7,200ポイント。楽天市場で年間36万円の利用だと、ポイントだけでは年会費差をカバーしきれない。ただし、誕生月や火木の追加ポイント、プライオリティ・パスの価値を加味すれば、プレミアムのほうが有利になるケースも多い。
この手の比較は、自分が年間どれくらい使っているかが分からないと判断できない。まずは1〜2ヶ月分の支出を書き出してみると、どちらのカードが合うかの答えが見えやすくなる。ノートに手書きで残す方法を続けている方もいる。
違い2:空港ラウンジ特典
空港ラウンジの特典は、ゴールドとプレミアムで決定的な差がある。
楽天ゴールドカード
国内主要空港とホノルル・仁川の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる。3回目以降は有料(1回1,100円程度)。飛行機に年に1〜2回乗る人には十分だが、頻繁に利用する人には物足りない。
楽天プレミアムカード
プライオリティ・パスが付帯しており、世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジを年5回まで無料で利用できる(2025年1月15日以降の条件)。6回目以降は1回35米ドルの有料利用となる。年に数回の海外渡航なら十分活用できる特典だ。
海外出張や海外旅行で年に数回空港ラウンジを利用する人にとっては、プライオリティ・パスがプレミアムカードの魅力の一つと言える。ただし2025年1月以降は年5回の利用制限があるため、頻繁に利用する人はブラックカードの検討も選択肢に入る。
海外渡航が増えると、気になってくるのがカードやパスポートの持ち歩き方だ。ラウンジや空港では荷物を出し入れする回数も多くなるので、まとめて収められるケースを用意しておくと落ち着いて移動できる。

違い3:旅行傷害保険の充実度
旅行保険の内容も2つのカードで大きく異なる。
楽天ゴールドカードの旅行保険
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- 国内旅行傷害保険:なし
- 傷害治療費用:最高200万円
- 疾病治療費用:最高200万円
楽天プレミアムカードの旅行保険
- 海外旅行傷害保険:最高5,000万円(自動付帯4,000万円+利用付帯1,000万円)
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円
- 傷害治療費用:最高300万円
- 疾病治療費用:最高300万円
プレミアムカードは海外旅行保険が自動付帯(カードを持っているだけで適用される)という点が大きなメリット。ゴールドカードは利用付帯(旅行費用をカードで支払った場合のみ適用)なので、カード決済を忘れると保険が使えない。
違い4:その他の特典差
プレミアムカード限定の特典
- 楽天市場コース選択:トラベルコース・楽天市場コース・エンタメコースから選択可能(特典内容は変更の可能性あり)
- 誕生月ポイント優待:楽天市場での買い物が+1倍
- 火曜日・木曜日のポイント優待:楽天市場での買い物が+1倍
- ETCカード年会費:無料(ゴールドも無料)
ゴールドカードのメリット
- 年会費が安い(2,200円で空港ラウンジが使える)
- 一般カードからのアップグレードが手軽
- ETCカード年会費無料
損益分岐点はどこ?
年会費の差額(8,800円)をポイント還元だけで回収するには、楽天市場でどのくらい買い物をすればいいのか計算してみよう。
プレミアムカードはゴールドカードより楽天市場で+2%のポイント差があるとすると:
8,800円 ÷ 2% = 年間44万円
楽天市場で年間44万円以上買い物するなら、プレミアムカードのほうがポイントだけで年会費差の元が取れる。月々約36,700円以上の利用が目安になる。
ただし、プライオリティ・パスや旅行保険の手厚さを加味すれば、海外渡航がある人はもっと少ない利用額でもプレミアムカードのほうがお得になる。
カードの年会費も、毎年かかる以上は固定費の一つだ。同じ考え方で通信費やサブスクを棚卸ししてみると、年会費の差額くらいはあっさり浮くこともある。やり方をまとめて知りたいなら、こうした本が入り口になる。
SPUの倍率やポイント優待の条件は変更される可能性がある。入会前に楽天カード公式サイトで最新の情報を確認しておこう。
どっちを選ぶべき?タイプ別の結論
楽天ゴールドカードが向いている人
- 年1〜2回空港を利用する程度の人
- 楽天市場の利用は月1〜2万円程度
- 年会費をなるべく抑えたい人
- 海外旅行にはほとんど行かない人
楽天プレミアムカードが向いている人
- 楽天市場で月3万円以上買い物する人
- 海外出張や海外旅行の機会が多い人
- プライオリティ・パスを活用したい人
- 手厚い旅行保険がほしい人

ゴールドからプレミアムへの切り替え方法
楽天ゴールドカードからプレミアムカードへの切り替えは、楽天e-NAVIから申し込みが可能。審査があるため、必ず切り替えられるとは限らないが、楽天カードの利用実績が良好であればスムーズに通るケースが多い。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「カードの切り替え」メニューから申し込み
- 審査通過後、新しいカードが届く
- 旧カードの番号は変わる場合がある(各種引き落とし設定の変更が必要)
よくある質問(Q&A)
Q. プレミアムカードからゴールドカードにダウングレードできる?
直接のダウングレードはできないケースが多い。プレミアムカードを解約して、改めてゴールドカードに新規申し込みをする形になる。その場合、カード番号が変わり、ポイント移行などの手続きが必要になることがある。
Q. ゴールドカードの空港ラウンジ年2回を使い切ったらどうなる?
3回目以降は有料(1回あたり1,100円程度)で利用可能。なお、プレミアムカードのプライオリティ・パスも2025年1月以降は年5回までの利用制限があるため、利用回数に応じてどちらが得か計算してみよう。
Q. 楽天市場以外の利用でもポイント差はある?
楽天市場以外の通常利用での基本還元率は、どちらも1.0%で同じ。ポイント差が出るのは楽天市場での買い物がメインだ。
Q. ゴールドカードとプレミアムカードのETCカードに違いはある?
どちらもETCカードの年会費は550円(税込)だが、楽天PointClub会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員の場合は無料になる。ゴールドもプレミアムもETC利用分に楽天ポイントが付与されるので、高速道路をよく使う人にもメリットがある。
Q. 楽天ポイントの有効期限はカードの種類で変わる?
通常の楽天ポイントはカードの種類に関係なく、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間が有効期限。ポイントを獲得するたびに期限が延長されるので、楽天カードを普段使いしていれば実質無期限に近い運用ができる。ただし、期間限定ポイントはカードの種類に関係なく期限が固定されている。
プライオリティ・パスの活用シーン
楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティ・パスは、海外旅行や海外出張の際に大きな価値を発揮する。利用できるのは空港ラウンジだけでなく、一部の空港ではレストランやスパ、シャワールームなどのサービスも対象になっている。
特に乗り継ぎ時間が長いフライトや、早朝・深夜発のフライトでは、ラウンジでゆっくり過ごせるのは大きなメリットだ。Wi-Fiや電源も使えるので、出張中の仕事にも活用できる。
ただし、海外のラウンジやホテルはコンセントの形状が日本と違う。せっかく電源が使える場所にいても差せなければ意味がないので、渡航先に対応した変換プラグは1つ持っておきたいところだ。
ただし、同伴者の利用は有料(1名あたり数千円程度)なので、家族旅行の場合は人数分のコストも考慮に入れる必要がある。同伴者の料金は空港やラウンジによって異なるため、事前にプライオリティ・パスの公式アプリで確認しておくとスムーズだ。
まとめ
楽天ゴールドカード(年会費2,200円)とプレミアムカード(年会費11,000円)は、空港ラウンジ・楽天市場の還元率・旅行保険の3つで大きな差がある。
楽天市場で年間44万円以上使う人、または海外渡航が多い人にはプレミアムカードがおすすめ。それ以外の人にはゴールドカード、もしくは年会費無料の一般カードで十分だ。
どちらのカードを選んでも基本還元率1.0%は共通なので、自分のライフスタイルに合ったほうを選ぼう。カードの最新特典は楽天プレミアムカード公式ページや楽天ゴールドカード公式ページで確認できる。損益分岐点のシミュレーションは楽天カード公式サイトで自分の利用額を入れて計算してみよう。

