ネット通販をよく利用する方なら、年間の支払い金額はかなりの金額になっているはずだ。日用品から家電、ファッションまで、今やネットで買えないものはほとんどない。
その支払い方法を見直すだけで、年間数千円〜数万円分のポイント差が生まれることをご存知だろうか。同じ商品を同じ価格で買っているのに、支払い方法が違うだけでリターンが変わるのは非常にもったいない。
この記事では、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの主要ネット通販で、キャッシュレス決済を使ってお得に買い物する方法を詳しく紹介していく。
ネット通販で使えるキャッシュレス決済の種類
ネット通販で利用できるキャッシュレス決済は、実店舗と比べて種類が多い。それぞれの特徴を押さえておこう。
クレジットカード
ネット通販の支払い方法として最もスタンダードなのがクレジットカードだ。ほぼすべてのオンラインショップで利用可能で、ポイント還元も受けられる。カード番号を登録しておけば、次回以降の買い物で入力の手間も省ける。
QRコード決済(PayPay・楽天ペイ・d払い・メルペイ)
Yahoo!ショッピングではPayPay、楽天市場では楽天ペイ(楽天キャッシュ)、メルカリではメルペイと、各プラットフォームに紐づいたQRコード決済を使うとポイント還元率がアップするケースが多い。
後払い決済(BNPL)
あと払い(ペイディ)やatoneなどの後払い決済は、クレジットカードを持っていない方でもネット通販でキャッシュレス決済ができる選択肢だ。商品を受け取ってからコンビニや銀行で支払える手軽さがある。
支払いがどんどん手軽になる一方で、ネット通販の回数が増えると地味に負担になるのが荷物の受け取りだ。置き配に対応している家なら、簡易的な宅配ボックスを1つ置いておくと再配達の連絡に追われずに済む。
電子マネー・ポイント払い
Amazonギフト券残高、楽天ポイント、PayPayポイントなど、各サービスのポイントや電子マネーで直接支払うこともできる。貯まったポイントを効率よく消化する方法として覚えておきたい。

通販サイト別おすすめのクレジットカード
ネット通販で還元率を最大化するなら、利用するサイトに合ったカードを選ぶのが鉄則だ。
Amazonでお得なカード
JCB CARD WはAmazonでの買い物でポイント還元率が2.0%にアップする。年会費無料で基本還元率も1.0%と高いため、Amazon以外の利用でもバランスのよいカードだ。
Amazonプライム会員なら、Amazon Mastercardも有力な選択肢。Amazonでの買い物でプライム会員は2.0%、非会員でも1.5%の還元率が適用される。年会費は永年無料だ。
楽天市場でお得なカード
楽天カードは楽天市場での利用でポイント還元率が3.0%以上になる。楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスを併用すれば、さらに還元率が上がる仕組みだ。楽天市場をメインで使うなら、楽天カードは持っておきたい一枚。
- 楽天カード:楽天市場で3.0%以上(SPU併用でさらにアップ)
- 楽天プレミアムカード:楽天市場で5.0%以上(年会費11,000円)
- 楽天モバイルや楽天銀行との併用でSPU倍率がさらに上昇
Yahoo!ショッピングでお得なカード
Yahoo!ショッピングではPayPayカードとの組み合わせがお得だ。PayPayカードで支払うと基本1.0%の還元に加え、PayPayポイントの還元も受けられる。さらに、日曜日やキャンペーン時にはポイント倍率がアップするイベントが頻繁に開催される。
どのサイトでもお得な万能カード
複数のサイトを使い分ける方は、基本還元率が高いカードを1枚持っておくのがおすすめだ。
- リクルートカード:基本還元率1.2%(業界トップクラス)
- JCB CARD W:基本還元率1.0%+Amazon等で2.0%
- PayPayカード:基本還元率1.0%+Yahoo!ショッピングで高還元
※還元率やプログラムの内容は変更されることがあるため、最新の条件は各カード会社・各サイトの公式情報で確認してほしい。
サイトごとの最適解を毎回覚え直すのは、正直なところ長続きしない。ポイントの貯め方をまとめた本を1冊読んで、自分の買い物パターンに合う型を決めてしまうほうが結果的にラクだ。

ネット通販でポイントを最大化するテクニック
ポイントサイトを経由する
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどにアクセスする前に、ポイントサイト(モッピー、ハピタスなど)を経由するだけで、ポイントサイトのポイントが追加で貯まる。買い物の手順はほぼ変わらないのに、ポイントが上乗せされるお得な方法だ。
セール・キャンペーンのタイミングを狙う
楽天市場の「お買い物マラソン」「楽天スーパーSALE」、Amazonの「プライムデー」「ブラックフライデー」、Yahoo!ショッピングの「超PayPay祭」など、各サイトには大型セールイベントがある。まとまった買い物はセール時に集中させると、通常時よりも大幅にお得になる。
クレカ×ポイント経済圏の一体運用
楽天カード+楽天銀行+楽天モバイルのような「経済圏の一体運用」を行うと、ネット通販での還元率が大幅にアップする。ひとつの経済圏に集約することで、ポイントの分散を防ぎ、効率よく貯めて使うサイクルが回るようになる。
ネット通販のキャッシュレス決済で注意すべきポイント
セキュリティ対策を忘れずに
- カード番号の保存は信頼できるサイトのみにする
- 3Dセキュア(本人認証サービス)を有効にしておく
- フィッシングメールに注意(公式サイトのURLを確認する習慣をつける)
- 利用明細を定期的にチェックし、身に覚えのない請求がないか確認する
意外と見落としがちなのが、届いた荷物の伝票や紙の明細だ。氏名・住所・注文内容がそのまま書かれているので、まとめて捨てる前に細断しておきたいという方は、家庭用のシュレッダーが1台あると気が楽になる。
後払い決済の使いすぎに注意
ペイディやatoneなどの後払い決済は、手元に現金がなくても買い物ができる便利さがある反面、支払いが先送りになるため使いすぎてしまうリスクもある。利用する場合は、月額の上限を自分で決めておくことをおすすめする。
コンビニ払い・代引きは手数料に注意
コンビニ払いや代金引換(代引き)は、1回あたり100〜330円程度の手数料がかかることが多い。クレジットカードやQRコード決済なら手数料は基本的に無料なので、手数料の面でもキャッシュレスが有利だ。

ネット通販とリアル店舗、カードの使い分け方
メインカードとサブカードの使い分け
ネット通販と実店舗でそれぞれお得なカードが異なる場合、メインカードとサブカードを使い分けるのが効果的だ。たとえば、楽天市場では楽天カード、コンビニやスーパーでは三井住友カード(NL)のタッチ決済、という組み合わせはポイント効率がよい。
ポイントの集約を意識する
カードを増やしすぎるとポイントが分散してしまい、結局使いきれないまま失効してしまうリスクがある。理想は2〜3枚のカードに集約し、メインの経済圏にポイントを集中させること。シンプルな運用の方が、結果的にお得になることが多い。
カードを絞ったら、次に効いてくるのは「毎月ネット通販にいくら使っているか」を把握することだ。家計の整え方を扱った本を1冊参考にすると、締め方のイメージがつかみやすくなる。
よくある質問(Q&A)
Q. ネット通販でPayPayは使える?
Yahoo!ショッピングやPayPayモール、PayPayフリマではPayPayが利用可能だ。また、一部のECサイトでもPayPayオンライン決済に対応しているケースがある。Amazonや楽天市場では直接PayPayを使うことはできないが、PayPayカード(クレジットカード)は利用できる。
Q. Amazonで一番お得な支払い方法は?
プライム会員ならAmazon Mastercardで2.0%還元、非会員でもJCB CARD WでAmazon利用時に2.0%還元が受けられる。ポイントサイトの経由や、Amazonギフト券のチャージキャンペーンを組み合わせると、さらにお得になる場合がある。
Q. 楽天市場でポイントを最大化するには?
楽天カードでの支払いを基本にしつつ、楽天銀行・楽天モバイル・楽天証券などのSPU対象サービスを利用してポイント倍率を上げるのが王道だ。さらに「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」のキャンペーンを活用すると効率的にポイントが貯まる。
Q. クレジットカードを持っていないのですが、ネット通販でお得に買い物する方法はある?
デビットカードやプリペイドカード(Kyash、バンドルカードなど)を使えば、クレジットカードなしでもカード決済と同じようにポイント還元を受けられる。また、各通販サイトのポイントを活用したり、セールのタイミングで買い物をしたりすることで、支払い方法以外でもお得に購入できる。
外部リンク:Amazon.co.jp
外部リンク:楽天市場
まとめ
ネット通販のキャッシュレス決済は、利用するサイトに合ったクレジットカードを選ぶことがポイント最大化の基本だ。Amazonにはamazon MastercardやJCB CARD W、楽天市場には楽天カード、Yahoo!ショッピングにはPayPayカードと、それぞれの「最適解」がある。
加えて、ポイントサイトの経由やセール時のまとめ買いなど、ちょっとしたテクニックを組み合わせるだけで、年間のリターンが大きく変わる。まだ支払い方法を意識していなかった方は、次回のネット通販から見直してみてほしい。

