ポイント投資を始めるなら、SBI証券と楽天証券が二大選択肢。SBI証券はVポイント、楽天証券は楽天ポイントで投資ができるけど、使えるポイントの種類やクレカ積立の還元率、投信保有ポイントの仕組みが微妙に違う。
この記事では、SBI証券と楽天証券のポイント投資を徹底比較して、どちらが自分に合っているのかを判断できるようにまとめた。どちらで口座を開くか迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

SBI証券と楽天証券のポイント投資を比較
使えるポイントの種類
- SBI証券:Vポイント、Pontaポイント(メインポイント設定で切り替え)
- 楽天証券:楽天ポイント(通常ポイントのみ。期間限定ポイントは不可)
SBI証券はVポイントとPontaポイントのどちらかをメインポイントに設定できるので、三井住友カードユーザーならVポイント、au経済圏ユーザーならPontaポイントと柔軟に選べるのが強みだ。楽天証券は楽天ポイント一択なので、楽天経済圏の人に向いている。
投資対象商品
- SBI証券:投資信託、国内株式(S株=単元未満株も含む)
- 楽天証券:投資信託、国内株式、米国株式(一部)
楽天証券は米国株式にもポイント投資ができるのが特徴。AppleやAmazonなどの米国個別株をポイントで買えるのは楽天証券ならではだ。SBI証券はS株(単元未満株)にポイントが使えるので、少額から国内個別株に挑戦したい人に向いている。
最低投資金額
- SBI証券:100円(100ポイント)から
- 楽天証券:100円(100ポイント)から
どちらも100円からポイント投資ができるので、少額から始める分にはほぼ同条件だ。
証券会社を決める前に、そもそもポイントをどう貯めてどこに回すかの全体像をつかんでおくと判断しやすくなる。ポイ活の入門書は、貯める側の設計をまとめて確認するのに向いているよ。
クレカ積立のポイント還元率を比較
ポイント投資で使うポイントを効率よく貯めるには、クレカ積立の還元率が重要になる。
SBI証券×三井住友カード
- 三井住友カード(NL):0.5%還元
- 三井住友カード ゴールド(NL):1.0%還元
- 三井住友カード プラチナプリファード:前年利用額に応じて1.0〜3.0%還元(年間500万円以上利用で3.0%)
- 月間積立上限:10万円
楽天証券×楽天カード
- 楽天カード:0.5%還元
- 楽天ゴールドカード:0.75%還元
- 楽天プレミアムカード:1.0%還元
- 月間積立上限:10万円
クレカ積立の還元率はSBI証券×プラチナプリファードが最大3.0%と圧倒的。ただしプラチナプリファードの年会費は33,000円なので、積立額と利用額を考慮して元が取れるか確認が必要だ。年会費無料カード同士で比較すると、どちらも0.5%で同条件。(還元率や上限は変更されることがあるので、最新の条件は各社の公式サイトで確認してほしい)
年会費の元が取れるかどうかは、結局のところ毎月の支出をどれだけ把握できているかで変わってくる。固定費の見直しから入る家計管理の本を1冊読んでおくと、判断の土台が作りやすいよ。

投信保有ポイント(持っているだけで貯まるポイント)の比較
SBI証券:投信マイレージ
SBI証券では、投資信託の月間平均保有額に応じてVポイント(またはPontaポイント)が毎月付与される。付与率は銘柄によって異なるが、年率最大0.25%。eMAXIS Slimシリーズなど低コストファンドでも対象になるのがうれしいポイントだ。
楽天証券:投信残高ポイントプログラム
楽天証券でも投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが付与される。ただし対象ファンドが限定されており、eMAXIS Slimシリーズなど人気の低コストファンドは対象外になっているケースが多い。この点ではSBI証券に軍配が上がる。
投信保有ポイントの対象銘柄や付与率は変更されることがある。投資する前に、各証券会社の公式サイトで最新情報を確認しよう。
楽天経済圏・三井住友経済圏との連携
楽天証券×楽天経済圏
楽天証券でポイント投資をすると、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)が+0.5〜1倍になる特典がある。楽天市場をよく使う人にとっては、投資するだけで日常の買い物がお得になるのは大きなメリットだ。
SBI証券×Olive・三井住友経済圏
SBI証券はOliveアカウントとの連携で、Vポイントの還元率がアップする仕組みがある。三井住友銀行を使っている人は、銀行・カード・証券を一元管理できるOlive経由で始めると効率がいい。
結局どっちを選ぶべき?判断フローチャート
- 楽天カード・楽天市場をよく使う → 楽天証券
- 三井住友カード・Oliveを使っている → SBI証券
- au PAYカード・Pontaポイントを使っている → SBI証券
- 投信保有ポイントを重視したい → SBI証券
- 米国株にもポイント投資したい → 楽天証券
- SPUで楽天市場の還元率を上げたい → 楽天証券

ポイント投資を始める前に知っておきたい基礎知識
ポイント投資と「ポイント運用」の違い
「ポイント投資」と「ポイント運用」は似ているようで別物。ポイント投資は実際に証券口座で金融商品を購入するので、売却すれば現金として引き出せる。一方、ポイント運用はポイントのまま疑似的に投資体験ができるサービスで、現金化はできない(ポイントとして戻ってくる)。資産形成を本気でやるなら、証券口座で行う「ポイント投資」の方が有利だ。
どんな投資信託を買えばいい?
ポイント投資初心者には、全世界株式(オルカン)やS&P500に連動するインデックスファンドがおすすめ。eMAXIS Slim全世界株式やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は信託報酬が低く、SBI証券でも楽天証券でも購入できる。1つの銘柄で幅広く分散投資できるので、銘柄選びに迷わなくて済む。
つみたてNISAとの組み合わせが非常に効率的
ポイント投資とつみたてNISAの組み合わせは相性が非常に良い。つみたてNISAなら運用益が非課税になるので、ポイントで買った投資信託が値上がりしても税金がかからない。SBI証券も楽天証券もNISA口座でのポイント投資に対応しているので、まだNISA口座を開設していない人はこの機会にぜひ。
制度の枠や対象商品は年ごとに更新されるので、最新版の解説書で一度通して確認しておくと迷いにくくなるよ。
ポイント投資の税金はどうなる?
ポイントで購入しても、通常の証券口座(特定口座など)で利益が出れば約20%の税金がかかる。NISA口座なら非課税。特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば、確定申告の手間もかからないので初心者にも安心だ。
よくある質問(Q&A)
Q. SBI証券と楽天証券、両方で口座を持つのはアリ?
A. アリ。口座開設は両方とも無料だし、維持手数料もかからない。ただしNISA口座は1人1口座なので、NISA用のメイン証券会社は1つに絞る必要がある。
Q. ポイント投資で損することはある?
A. ある。ポイントで購入しても投資信託や株式は値動きがあるので、元本割れの可能性はある。ただし「元はポイントだった」と考えれば、心理的なダメージは小さいはず。長期で分散投資すればリスクを抑えやすい。
Q. NISA口座でもポイント投資できる?
A. SBI証券も楽天証券も、NISA口座でポイント投資が可能。NISA口座なら運用益が非課税になるので、ポイント投資とNISAの組み合わせは相性がいい。
Q. ポイントで買った投資信託を売却したら現金になる?
A. なる。ポイントで購入した投資信託を売却すれば、現金として証券口座に入金される。そこから銀行口座への出金も可能だ。
まとめ:経済圏に合わせて選ぶのがベスト
SBI証券と楽天証券のポイント投資、どちらが優れているかは一概に言えない。自分が普段使っている経済圏のポイントで投資できる方を選ぶのがベストだ。
楽天カードを持っていて楽天市場をよく使うなら楽天証券、三井住友カードやOliveを使っているならSBI証券。投信保有ポイントの充実度ではSBI証券に軍配が上がるが、楽天市場でのSPU連携は楽天証券ならではの強みだ。
どちらを選んでも、ポイントを消費するだけでなく「増やす」ことができるのがポイント投資の魅力。まずは100ポイントからでいいので、気軽に始めてみよう。
参考リンク:SBI証券と楽天証券の比較 / 投資信託ポイント比較(ダイヤモンドZAi) / SBI証券と楽天証券比較(イーデス)


