ふるさと納税はやっているけど、「ただクレカで払っているだけ」という人、実はかなり損をしている可能性がある。支払い方法を工夫するだけで、自己負担の2,000円をポイントで相殺できたり、さらにお得に返礼品を受け取れたりするのだ。
ふるさと納税のポイント付与に関するルールは変わりつつあるが、記事執筆時点でもクレジットカードのポイント還元やキャッシュレス決済のキャンペーンを活用すれば、しっかり恩恵を受けられる。
この記事では、ふるさと納税でキャッシュレス決済を活用してポイント還元を得る方法を解説する。どのサイトで、どの支払い方法を使えばお得なのかを具体的に紹介するので、参考にしてほしい。

ふるさと納税のポイント還元の仕組みが変わった?
ふるさと納税をめぐるポイント付与のルールは、ここ数年で変化がある。まず現状を正しく理解しておこう。
ポータルサイト独自のポイント付与は縮小傾向
以前は楽天ふるさと納税でお買い物マラソンのSPUポイントが大量に付いたり、ふるなびでAmazonギフト券が還元されたりしていた。しかし、ふるさと納税サイトが独自に付与するポイントは制度変更により縮小傾向にある。
クレジットカードのポイント還元は健在
一方、クレジットカードで決済した際のカードポイントは通常通り付与される。還元率1%のクレジットカードで5万円のふるさと納税をすれば、500円分のポイントが貯まる。これは制度変更に関係なく受けられるメリットだ。
電子決済サービスのキャンペーンも活用可能
ふるなびではPayPayやd払い、Amazon Payでの決済キャンペーンを実施していることがある。タイミング次第では高い還元率を得られるので、チェックしておく価値がある。
ふるさと納税でポイントを貯める具体的な方法
方法1:楽天ふるさと納税×楽天カード
楽天ふるさと納税は、楽天カードで決済することで楽天ポイントが貯まる。
- 通常ポイント:購入金額の1%
- 楽天カード利用:+1%(SPU特典)
- 5と0のつく日:エントリー&楽天カード決済で+1%
合計で2〜3%の楽天ポイント還元が見込める。5万円の寄付なら1,000〜1,500円分のポイントだ。
「5と0のつく日」(毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日)にエントリーして楽天カードで決済するだけで、還元率がアップする。面倒な手間はなく、日付を意識するだけでOKだ。
とはいえ、控除の仕組みや申請の流れまで含めて理解しようとすると、ネットの断片的な情報だけでは追いにくい。制度の全体像をまとめた本を1冊持っておくと、毎年の判断がぐっと楽になる。
方法2:ふるなび×PayPay・d払い
ふるなびではPayPayやd払いでの決済に対応しており、キャンペーン期間中はポイント還元を受けられることがある。
- PayPay決済:キャンペーン期間中は最大2.0%還元
- d払い:キャンペーン期間中は最大4%還元
- Amazon Pay:キャンペーン期間中は最大20%還元の場合も
キャンペーン内容は時期によって変わるため、ふるなびのキャンペーンページを定期的にチェックするのがおすすめだ。
方法3:ふるなびマネー(コイン)の活用
ふるなびでは独自のポイント「ふるなびマネー(旧ふるなびコイン)」の増量キャンペーンを実施していることがある。ふるなびマネーはAmazonギフト券やPayPayポイントに交換できるため、実質的な還元率アップにつながる。
方法4:高還元クレジットカードで決済する
どのふるさと納税サイトを使う場合でも、クレジットカードのポイント還元は受けられる。還元率1%以上のクレジットカードで決済するのが基本だ。
| カード | 還元率 | 年会費 |
|---|---|---|
| 楽天カード | 1.0% | 無料 |
| リクルートカード | 1.2% | 無料 |
| PayPayカード | 1.0% | 無料 |
| dカード | 1.0% | 無料 |
※還元率は記事執筆時点の情報。最新の還元率は各カードの公式サイトで確認してほしい。
「どの支払いをどのカードに寄せるか」という発想は、ふるさと納税に限らず日常の買い物でも効いてくる。考え方をまとめて押さえておきたい人向けの一冊もある。

ふるさと納税サイト別の支払い方法比較
| サイト名 | クレカ | PayPay | d払い | Amazon Pay |
|---|---|---|---|---|
| 楽天ふるさと納税 | 対応 | – | – | – |
| ふるなび | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| さとふる | 対応 | 対応 | 対応 | – |
| ふるさとチョイス | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
キャッシュレス決済の選択肢が多いのはふるなびとふるさとチョイス。楽天ふるさと納税は楽天経済圏の人向けで、楽天カード決済でのポイント還元が強い。
ふるさと納税でポイントを最大化するタイミング
いつ寄付するかも、ポイント還元に影響する。お得なタイミングを押さえておこう。
楽天ふるさと納税の場合
- 5と0のつく日:毎月5・10・15・20・25・30日にエントリー&楽天カード決済で還元率アップ
- 楽天スーパーセール・お買い物マラソン:記事執筆時点ではふるさと納税は買い回り対象外になっている。ただし、楽天カード決済のSPUポイントは付与される
ふるなびの場合
- 不定期のキャンペーン期間中に寄付すると、ふるなびマネーの増量やQRコード決済の還元率アップが適用される場合がある
- キャンペーン情報はふるなびのトップページやメルマガで告知されるので、こまめにチェックしよう
ふるさと納税のポイント制度やキャンペーンは頻繁にルール変更がある。記事執筆時点の情報をもとに記載しているが、寄付前に各サイトの最新キャンペーン情報を確認してから決済するのが安全だ。
ふるさと納税の注意点
控除上限額を超えないように
ふるさと納税の税控除には年収に応じた上限がある。上限を超えた分は単なる寄付になり、自己負担が増えるだけになってしまう。各ふるさと納税サイトのシミュレーターで、事前に自分の控除上限額を確認しておこう。
ワンストップ特例と確定申告の選択
寄付先が5自治体以内なら「ワンストップ特例制度」で確定申告が不要になる。6自治体以上に寄付する場合は確定申告が必要だ。クレジットカードで支払えば、寄付の記録が明細に残るため、確定申告時にも便利。
返礼品に目がくらみすぎない
ポイント還元やお得感にばかり注目して、不要な返礼品を選んでしまう人がいる。ふるさと納税は「実際に使うもの・食べるもの」を選ぶのが鉄則。米・肉・日用品など、普段から購入するものを返礼品で受け取れば、生活費の節約にもなる。
ここで意外と困るのが保管場所だ。肉や海産物の返礼品はまとまった量で届くことが多く、冷凍庫の空きがないと受け取ってから慌てることになる。小型の冷凍庫を1台足しておくという手もある。
ふるさと納税サイトの選び方
ふるさと納税サイトは複数あり、それぞれ返礼品のラインナップやポイント制度が異なる。自分に合ったサイトを選ぶことが、お得度を高めるポイントになる。
楽天ふるさと納税
楽天市場内のサービスなので、楽天ポイントが貯まる。楽天経済圏のユーザーにはもっともお得。返礼品数も豊富で、使い慣れた楽天市場のUIで寄付できるのが魅力だ。
ふるなび
PayPayやd払い、Amazon Payなど多彩な決済方法に対応。独自のふるなびマネーの増量キャンペーンも頻繁に実施されるため、キャンペーンを狙えば高い還元率を得やすい。
さとふる
申し込みから届くまでが速いことで知られるサイト。PayPayやd払いにも対応しており、ソフトバンクユーザーに有利なキャンペーンが行われることもある。
ふるさとチョイス
掲載自治体数・返礼品数がもっとも多いサイト。マイナーな自治体の特産品も見つけやすい。各種クレジットカードやAmazon Pay、PayPayなどの電子決済にも対応している。
ふるさと納税×キャッシュレスQ&A
Q. PayPayでふるさと納税の支払いはできる?
ふるなびやさとふるなど、PayPay決済に対応しているふるさと納税サイトで利用可能。PayPay残高から支払えば、キャンペーン期間中は追加の還元を受けられることもある。
Q. ポイントでふるさと納税の寄付はできる?
楽天ふるさと納税では楽天ポイントを使って寄付することが可能。ポイント利用分でも税控除の対象になるため、期間限定ポイントの消化先としても優秀だ。
Q. 自己負担2,000円を完全にゼロにできる?
クレジットカードの還元率が1%で、年間の寄付額が20万円以上なら、ポイント還元だけで2,000円分を超える計算になる。キャンペーンのタイミングを合わせれば、実質自己負担ゼロも十分に狙える。

ふるさと納税初心者が陥りやすい失敗と回避法
ふるさと納税は簡単な制度だけど、初めてやる人が失敗しやすいポイントがいくつかある。ここで確認しておこう。
失敗1:控除上限額を確認しないまま寄付する
年収や家族構成によって控除上限額は異なる。上限を超えた分は純粋な寄付になり、節税メリットがなくなる。寄付前にふるさと納税サイトのシミュレーターで上限額を確認しておくのは大前提だ。
失敗2:ワンストップ特例の申請を忘れる
確定申告をしない会社員が5自治体以内に寄付した場合、ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告は不要。ただし、寄付した各自治体に申請書を提出する必要があり、これを忘れると控除が受けられない。寄付後に届く書類はすぐに記入して返送しよう。
6自治体以上に寄付した年や、医療費控除などと重なる年は確定申告が必要になる。申告の流れに不安があるなら、年度版の解説書を1冊用意しておくと手が止まりにくい。
失敗3:年末ギリギリに慌てて寄付する
ふるさと納税は年内の寄付が対象。12月31日のクレジットカード決済で間に合うケースが多いが、サイトや自治体によっては受付終了が早いこともある。余裕を持って12月中旬までには済ませておくのがおすすめだ。
失敗4:同じ自治体に何度も寄付してしまう
同じ自治体に複数回寄付すること自体は問題ないが、ワンストップ特例では「5自治体まで」がルール。同じ自治体への複数回寄付は1自治体としてカウントされるが、寄付先の自治体数を意識して管理しておくと安心だ。
まとめ:ふるさと納税はキャッシュレスでさらにお得に
ふるさと納税は、支払い方法を工夫するだけでもらえるポイントが大きく変わる。「高還元クレジットカードで決済する」「キャンペーン期間に合わせて寄付する」の2つを意識するだけで、自己負担2,000円を実質ゼロに近づけることも可能だ。
楽天経済圏の人なら楽天ふるさと納税×楽天カード×5と0のつく日がベスト。それ以外の人はふるなびのキャンペーンをチェックして、PayPayやd払いの還元を狙うのも手だ。
各ふるさと納税サイトの最新キャンペーン情報は、ふるなび公式サイトや楽天ふるさと納税で確認できる。賢くキャッシュレスを活用して、ふるさと納税をもっとお得に楽しもう。


