nanacoはセブン-イレブンやイトーヨーカドーなどセブン&アイグループの店舗で使える電子マネーです。コンビニでの少額決済はもちろん、税金や公共料金の支払いにも使えるため、幅広い層に利用されています。
このnanacoにクレジットカードからチャージすると、チャージ分のポイントが貯まって二重取りができます。しかし、nanacoに直接チャージできるクレジットカードは限られており、基本的にはセブンカード・プラスのみです。ただし、Apple Pay対応のiPhoneを使っている方なら、Apple Pay経由でさまざまなクレジットカードからチャージする方法もあります。
この記事では、nanacoのクレジットカードチャージの方法とおすすめのカードを詳しく解説します。

nanacoにクレジットカードチャージするメリット
ポイントの二重取りができる
クレジットカードでnanacoにチャージすると、カード側のポイントが貯まります。さらにnanacoで支払えばnanacoポイントも貯まるため、チャージ分+支払い分のポイント二重取りが可能です。現金でチャージしている方は、この二重取り分を取りこぼしていることになります。
セブン-イレブンでの買い物がさらにお得になる
セブン-イレブンでは、nanaco払いで200円ごとに1nanacoポイント(還元率0.5%)が貯まります。クレジットカードのチャージポイントと合わせれば、還元率を1.0%以上にすることも可能です。
税金の支払いでもポイントが貯まる
nanacoは、セブン-イレブンのレジで自動車税や住民税などの税金(収納代行)を支払うことができます。税金の支払いは通常ポイントが付きませんが、クレジットカードでnanacoにチャージする段階でポイントが付くため、実質的にポイントが貯まる仕組みになります。
nanacoでの税金・公共料金の支払い時にはnanacoポイントは付与されませんが、クレジットカードからのチャージ分にはポイントが付くため、チャージ段階でポイントを獲得できます。
このような「どこで付けて、どこで使うか」の組み合わせは、nanacoに限らず各社の決済で共通する考え方です。ポイントの流れをまとめて整理したい方は、ポイ活の入門書に目を通しておくという手もあります。
nanacoにチャージできるクレジットカード
直接チャージ:セブンカード・プラス
nanacoに直接クレジットカードチャージができるのは、セブンカード・プラス(およびセブンカード・プラス ゴールド)のみです。nanacoアプリやnanaco会員メニューから、事前にカード情報を登録しておくと、アプリ上でいつでもチャージが可能になります。
セブンカード・プラスの基本情報
- 年会費:永年無料
- 基本還元率:0.5%(nanacoポイント)
- セブン-イレブンでの還元率:1.0%(記事執筆時点のキャンペーン等で変動あり。詳細は公式サイトで確認)
- nanacoチャージ:200円ごとに1ポイント(0.5%還元)
- オートチャージ設定可能
Apple Pay経由でチャージ:対応ブランドのカードが使える
Apple PayのnanacoにはJCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードからチャージが可能です。これにより、セブンカード・プラス以外のカードでもnanacoへのチャージルートが開けました。
Apple Pay経由なら、高還元率カードからnanacoにチャージできるのが大きなメリットです。たとえば、還元率1.0%のJCBカードWやリクルートカード(還元率1.2%)からチャージすれば、セブンカード・プラスの0.5%よりも効率よくポイントが貯まります。
Apple Pay経由でのnanacoチャージに対応しているのはJCB・Mastercard・アメリカン・エキスプレスブランドのカードです。Visaブランドのカードは対応していない場合があるため、手持ちのカードのブランドを確認してください。
nanacoチャージにおすすめのクレジットカード
セブンカード・プラス(直接チャージ派に)
nanacoとの直接連携が可能なカードです。年会費永年無料で、nanacoへのオートチャージにも対応しています。なお、セブンカード・プラスは2026年6月30日をもって新規入会の申込受付を停止しています。後継カードとして「nanacoクレジットカード」が今後発行される予定です。チャージ時の還元率は0.5%とやや控えめですが、手間をかけずに自動でチャージ&ポイント獲得ができるのが強みです。セブン-イレブン・イトーヨーカドーをよく利用する方に特に向いています。
JCBカード W(Apple Pay経由・高還元率)
年会費永年無料で還元率1.0%のカードです。JCBブランドなのでApple Pay経由でnanacoにチャージ可能。39歳以下の方が申し込み対象ですが、一度発行すれば40歳以降もそのまま使い続けられます。nanaco支払いの0.5%と合わせて合計1.5%の還元率になります。
リクルートカード(Apple Pay経由・高還元率)
年会費無料で基本還元率1.2%の高還元カードです。JCBブランドを選べばApple Pay経由でnanacoにチャージが可能。チャージで1.2%+nanaco利用で0.5%=合計1.7%の還元率を実現できます。
三井住友カード(NL)×Apple Pay(Mastercardブランド)
三井住友カード(NL)のMastercardブランドを選べば、Apple Pay経由でnanacoにチャージできます。基本還元率は0.5%ですが、セブン-イレブンでのスマホタッチ決済では7%還元(記事執筆時点。条件があるため公式サイトで確認)の対象になるため、直接タッチ決済する方がお得なケースもあります。
Apple Payに寄せていくと、レジで取り出すのはiPhone1台だけになります。とはいえポイントカードや身分証など、どうしても実物で持ち歩くカードは残るもの。カード収納付きのケースにまとめておくと、財布を出す場面をさらに減らせます。

nanacoのチャージ方法まとめ
クレジットカードチャージ以外にも、nanacoにはさまざまなチャージ方法があります。
| チャージ方法 | チャージ場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 現金 | セブン-イレブンのレジ、セブン銀行ATM | ポイントは付かない |
| セブンカード・プラス | nanacoアプリ | 0.5%還元、オートチャージ対応 |
| Apple Pay | iPhoneのWalletアプリ | JCB/Mastercard/Amex対応 |
| nanacoギフト | nanacoアプリ | コードを入力してチャージ |
| nanacoポイントから交換 | nanacoアプリ、レジ | 1ポイント=1円で交換 |
nanacoのクレカチャージで注意すべきポイント
チャージ上限は50,000円
nanacoの残高上限は50,000円です。チャージ後の残高がこの金額を超えることはできません。高額の支払いを予定している場合は、「センターお預り」を活用する方法もあります。
Apple PayでのチャージにはiPhoneが必要
Apple Pay経由でのチャージはiPhone 8以降のモデルが必要です。Androidスマホの場合は、Apple Pay経由のチャージは利用できないため、セブンカード・プラスからの直接チャージか現金チャージになります。
オートチャージはセブンカード・プラスのみ
Apple Pay経由のクレジットカードチャージでは、オートチャージの設定ができません。オートチャージを使いたい場合は、セブンカード・プラスが必須です。残高を気にせず使いたい方はセブンカード・プラスを選ぶのが安心です。
なお、nanacoカードを財布に入れたままだと、SuicaなどほかのICカードと重なって読み取りエラーが起きることがあります。1枚ずつ取り出せるパスケースに分けておくと、レジの前で慌てずに済みます。

よくある質問(Q&A)
Q. nanacoチャージにVisaカードは使える?
直接チャージはセブンカード・プラスのみのため、Visaカードからの直接チャージはできません。Apple Pay経由でもVisaブランドのカードはnanacoチャージに対応していないことが多いです。nanacoへのクレカチャージを考えている方は、JCBまたはMastercardブランドのカードを検討してください。
Q. nanacoのオートチャージは店頭でも設定できる?
nanacoのオートチャージは、nanacoアプリまたはnanaco会員メニューから設定します。セブンカード・プラスを登録した上で、オートチャージの金額(残高が○○円以下になったら△△円チャージ)を設定します。店頭レジでの設定はできません。
Q. nanacoで税金を払うときのチャージのコツは?
税金は金額が大きいため、nanaco残高50,000円では足りないことがあります。その場合は、クレジットカードでチャージした金額を「センターお預り」にしておき、レジやセブン銀行ATMで残高に反映させることで、最大100,000円程度までの支払いに対応できます。ただし手順が複雑なため、10万円を超える税金の支払いにはPayPayやクレジットカード払い(自治体の対応状況による)も検討してみてください。
Q. セブンカード・プラスは持っておくべき?
セブン-イレブンを週に1回以上利用する方や、nanacoのオートチャージ機能が欲しい方にはおすすめです。年会費永年無料なので維持コストがかからず、持っているだけで困ることはありません。一方、セブン-イレブンをほとんど使わない方は、Apple Pay経由で手持ちの高還元カードからチャージする方が効率的です。
nanacoチャージのポイントシミュレーション
実際にどれくらいの差が出るのか、月にセブン-イレブンで10,000円使う方を例にシミュレーションしてみます。
現金チャージの場合
nanaco支払いポイント:10,000円 × 0.5% = 50ポイント/月。年間600ポイント。チャージ段階のポイントはゼロです。
セブンカード・プラスでチャージする場合
チャージポイント:10,000円 × 0.5% = 50ポイント/月。nanaco支払いポイント:50ポイント/月。合計100ポイント/月、年間1,200ポイント。現金チャージと比べて年間600ポイントの差が出ます。
リクルートカード(JCB)でApple Pay経由チャージする場合
チャージポイント:10,000円 × 1.2% = 120ポイント/月。nanaco支払いポイント:50ポイント/月。合計170ポイント/月、年間2,040ポイント。現金チャージと比べて年間1,440ポイントの差です。
月10,000円の利用でもこれだけ差がつくため、セブン-イレブンを頻繁に使う方ほど、クレカチャージの効果は大きくなります。
こうした小さな差の積み上げは、ポイントに限らず固定費や税金の払い方にも同じように効いてきます。お金の扱い方を一度まとめて整理しておきたい方は、入門書を1冊手元に置いておくのも手です。
まとめ
nanacoのクレジットカードチャージは、直接チャージならセブンカード・プラス(還元率0.5%)、Apple Pay経由ならJCBカードW(還元率1.0%)やリクルートカード(還元率1.2%)がおすすめです。
iPhoneユーザーはApple Pay経由のチャージで選択肢が広がるため、手持ちのJCB・Mastercardブランドのカードを活用できます。Androidユーザーの場合は、セブンカード・プラスを1枚作っておくとオートチャージが使えて便利です。
セブン-イレブンをよく使う方は、クレカチャージ×nanaco払いのポイント二重取りで、毎日の買い物をもっとお得にしてみてください。
参考リンク:nanaco 公式サイト / セブンカード・プラス 公式サイト / Apple Pay 公式サイト


