楽天市場で買い物するなら、同じ商品を買うにしてもポイントの差は大きい。何も設定せずに買うのと、SPU・お買い物マラソン・5と0のつく日をフル活用するのとでは、年間で数万ポイントの差がつくことも珍しくない。
この記事では、楽天市場でポイント還元率を最大化するために必要な設定を、初心者でも迷わないように順番に解説していく。一度設定すればあとは自動で貯まる仕組みが多いから、面倒くさがりな人こそ最初にやっておく価値がある。

楽天市場のポイント還元率を左右する3つの柱
楽天市場でポイントを最大化するには、以下の3つの仕組みを理解しておくことが大切になる。
- SPU(スーパーポイントアッププログラム):楽天グループのサービスを利用するほど倍率が上がる常設プログラム
- お買い物マラソン・スーパーSALE:期間限定で複数ショップの買い回りによってポイントが最大10倍になるイベント
- 5と0のつく日:毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に楽天カード利用でポイント+3倍
この3つを組み合わせると、通常の1%還元が10倍〜13倍以上のポイント還元になるケースもある。ひとつずつ設定方法を見ていこう。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)の設定と攻略
SPUは楽天グループのサービスを使えば使うほどポイント倍率が上がる仕組みで、楽天市場のポイント還元の基盤になるプログラムだ。
主なSPU対象サービスと倍率
SPU主要サービス一覧
- 楽天カード通常分:+1倍(上限なし)
- 楽天モバイル:+4倍(要エントリー)
- 楽天モバイルキャリア決済:+2倍(月2,000円以上・要エントリー)
- Rakuten Turbo/楽天ひかり:+2倍(要エントリー)
- 楽天銀行+楽天カード引き落とし:+0.3倍
- 楽天銀行で給与・賞与・年金受取:+0.2倍
- 楽天証券 投資信託:+0.5倍(月30,000円以上購入・楽天ポイントコース設定・マネーブリッジ設定)
- 楽天証券 米国株式:+0.5倍(月30,000円以上購入・ポイント投資設定)
- 楽天ウォレット:+0.5倍(月30,000円以上暗号資産購入)
- 楽天トラベル:+1倍(月1回5,000円以上予約・利用)
- 楽天ブックス:+0.5倍(月1回1注文3,000円以上)
- 楽天Kobo:+0.5倍(月1回1注文3,000円以上)
- Rakuten Pasha:+0.5倍(トクダネ対象商品購入&レシート申請で月300ポイント以上獲得)
- Rakuten Fashionアプリ:+0.5倍(月1回以上の購入)
- 楽天ビューティ:+0.5倍(月1回3,000円以上利用)
- 楽天ポイントカード+ファミリーマート:+0.5倍(月間税込3,000円以上購入)※2026年7月追加
全部を達成するのは現実的ではないが、楽天カード+楽天銀行+楽天モバイルの3点セットだけでも+5.5倍になる。まずはこの基本セットから設定するのがおすすめだ。
とはいえ、条件が細かくて「どこから手をつければいいのか分からない」と感じる人も多い。ポイントの貯め方を体系的にまとめた入門書を1冊持っておくと、楽天以外のポイントも含めて全体像を整理しやすくなる。
SPU設定で最初にやるべきこと
SPUの設定で見落としがちなのがエントリーの必要性だ。楽天モバイル・楽天モバイルキャリア決済・Rakuten Turbo/楽天ひかりの3サービスは、毎月エントリーページからエントリーしないとSPUが適用されない。契約しているだけではダメなので、月初めにエントリーする習慣をつけておこう。
エントリーの手順は以下のとおり。
- 楽天市場のアプリまたはWebサイトにログインする
- 「SPU」のページへ移動する
- 対象サービスの「エントリーする」ボタンをタップする
- エントリー完了の画面を確認する
エントリーは購入後でもOK。対象期間中にエントリーすれば、エントリー前の買い物にも遡って適用される。ただし忘れやすいので、毎月1日にエントリーするクセをつけておくのが安心だ。

お買い物マラソンの買い回り攻略法
お買い物マラソンは、楽天市場で毎月開催されるポイントアップイベントだ。複数のショップで買い物をすると、購入ショップ数に応じてポイント倍率が上がっていく仕組みになっている。
お買い物マラソンのルール
- 期間中に異なるショップで買い物をするごとに倍率が+1倍ずつアップ
- 1ショップあたり税込1,000円以上の購入が対象
- 最大10ショップ買い回りで+9倍(通常ポイント+1倍と合わせて10倍)
- ラクマでの購入を合わせると最大11倍
- 獲得上限ポイントは通常7,000ポイント(開催回により変動あり)
同一ショップで複数回購入しても1ショップとしてカウントされる。また、ポイント利用分は購入金額に含まれるが、クーポン値引き後の金額が1,000円未満だと対象外になるので要注意。
買い回りを効率よく進めるコツ
無駄な買い物を避けつつ、ショップ数を増やすコツを紹介する。
- 日用品をまとめ買い:洗剤・ティッシュ・トイレットペーパーなど必ず使うものを異なるショップで購入する
- ふるさと納税を活用:各自治体のショップは別カウントになるため、寄付を分散させるとショップ数を稼げる
- 1,000円ちょうどの商品を活用:最低金額ギリギリで揃えると、少ない出費でショップ数を増やせる
- 購入予定リストを事前に作成:衝動買いを防ぎ、本当に必要なものだけを効率的に購入する
獲得上限ポイントが7,000ポイントの場合、10ショップ買い回り(+9%)で計算すると約77,778円分の買い物で上限に達する。高額商品を買うときは上限を意識して購入金額を調整しよう。
買い回りの立ち回りは、慣れるまでは頭の中だけで管理しにくい部分でもある。楽天のサービスをどう組み合わせるかをまとめた本を読んでおくと、自分の生活パターンに合った使い方を見つけやすくなる。
「5と0のつく日」の活用方法
「5と0のつく日」は、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に楽天カードで買い物するとポイントが+3倍(通常分と合わせて4倍)になるキャンペーンだ。
エントリー方法と注意点
このキャンペーンもエントリーが必須になっている。楽天市場のキャンペーンページから「エントリーする」ボタンを押すだけでOKだ。
嬉しいポイントとして、対象期間中にエントリーすれば、エントリー前の買い物にもポイントアップが遡って適用される。つまり、5のつく日に買い物した後でエントリーを忘れていたことに気づいても、その日中にエントリーすれば大丈夫だ。
お買い物マラソンとの併用が非常にお得
「5と0のつく日」はお買い物マラソンやスーパーSALEと併用可能だ。例えば、お買い物マラソン期間中の「5のつく日」に買い物をすれば、以下のようにポイントが積み上がる。
- 通常ポイント:1倍
- SPU(楽天カード+楽天銀行+楽天モバイル):+5.5倍
- お買い物マラソン買い回り(10ショップ):+9倍
- 5と0のつく日:+3倍
合計すると18.5倍にもなる。10,000円の買い物で1,850ポイントが還元される計算だ。

楽天カード選びでポイント還元率が変わる
SPUの土台となる楽天カードは、どのグレードを選ぶかで還元率が変わってくる。それぞれの特徴を整理しよう。
楽天カード(通常)
年会費無料で還元率1%。楽天市場での買い物ならSPU+1倍が加算される。楽天市場をたまに使う程度なら、まずはこれで十分だ。
楽天ゴールドカード
年会費2,200円(税込)で、楽天市場での利用時にさらにポイントが加算される。ただし、通常カードとのSPU倍率の差は大きくないため、年間の楽天市場利用額を計算してから判断したほうがいい。
楽天プレミアムカード
年会費11,000円(税込)で、楽天市場でのポイント還元が+2倍。さらにプライオリティ・パスが付帯するため、海外旅行によく行く人にメリットがある。楽天市場で年間55万円以上買い物する人なら、年会費の元が取れる計算になる。
楽天市場での利用がメインなら、まずは年会費無料の通常カードで始めて、利用頻度が増えてきたらゴールドやプレミアムへのアップグレードを検討するのが無駄のない進め方だ。
楽天カードに楽天ポイントカード、他社のカードも合わせると、財布の中は思った以上にふくらんでくる。かさばりが気になってきたら、複数枚をまとめて持てるカードケースを使う手もある。
見落としがちなポイント設定と注意点
楽天銀行と楽天カードの引き落とし連携
楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定するだけでSPU+0.3倍になる。さらに楽天銀行で給与・賞与・年金の受取設定をすると+0.2倍が追加され、合計+0.5倍のアップになる。一度設定すれば毎月自動で適用されるため、最初にやっておきたい設定だ。
楽天証券でポイント投資
楽天証券の口座を開設して、以下の3つを設定するとSPU+0.5倍がつく。
- 楽天ポイントコースに設定する
- マネーブリッジ(楽天銀行との連携)を設定する
- 投資信託を月30,000円以上購入する(ポイントでの購入も含む)
さらに米国株式を月30,000円以上購入すると追加で+0.5倍がつく。投資に興味がある人は、楽天証券でのつみたてNISAと合わせて設定すると一石二鳥だ。
ファミリーマートで楽天ポイントカード提示
2026年7月からの新しいSPUとして、ファミリーマートで楽天ポイントカードを提示して月間税込3,000円以上購入すると+0.5倍が追加される。コンビニをよく利用する人は意識しておくとSPU倍率を底上げできる。獲得上限は500ポイントだ。
ポイントの有効期限に注意
SPUやキャンペーンで獲得したポイントは「期間限定ポイント」として付与されることが多い。通常ポイントの有効期限は最後にポイントを獲得した月の翌年同月末日までだが、期間限定ポイントは約45日程度で失効するものが多い。
期間限定ポイントの使い道としては、楽天ペイでの街の買い物・楽天モバイルの支払い・楽天市場での買い物などがある。失効させないように早めに使い切ろう。
ただし楽天ペイでの消化はスマホ1台に頼ることになるため、出先で充電が切れると支払いそのものができなくなる。小さめのモバイルバッテリーをカバンに入れておくと、その心配は減らせる。

楽天市場でポイントを最大化する買い物手順まとめ
ここまでの内容を踏まえて、楽天市場で買い物するときの最適な手順を整理しよう。
- 月初め:SPUのエントリーが必要なサービス(楽天モバイル・楽天モバイルキャリア決済・Rakuten Turbo/楽天ひかり)のエントリーを済ませる
- お買い物マラソン開催を確認:楽天市場のトップページやメールマガジンで開催日程をチェックする
- お買い物マラソンにエントリー:開催期間中にキャンペーンページからエントリーする
- 5と0のつく日にエントリー:お買い物マラソン期間中の5のつく日・0のつく日を狙ってエントリーする
- 購入リストを作成:事前に買いたいものをリストアップし、異なるショップで購入できるよう分散する
- 楽天カードで決済:SPUと5と0のつく日の条件を満たすため、支払いは楽天カードを利用する
- ポイント獲得後は早めに使い切る:期間限定ポイントの失効を防ぐため、楽天ペイや楽天市場で消化する
Q&Aコーナー
Q. SPUの倍率はどこで確認できる?
楽天市場のアプリまたはWebサイトにログインして「SPU」のページを開くと、現在の自分のSPU倍率と達成状況が一覧で確認できる。未達成のサービスも表示されるため、あとどれだけ倍率を上げられるかも把握しやすい。
Q. お買い物マラソンは毎月開催される?
基本的に毎月1〜2回のペースで開催されている。3月・6月・9月・12月には「楽天スーパーSALE」が開催されることもあり、その場合はお買い物マラソンと同様の買い回り制度が適用される。開催スケジュールは楽天市場のメールマガジンや公式サイトで事前に告知される。
Q. ポイント倍率の上限はある?
SPUのサービスごとに月間の獲得上限ポイントが設定されている。例えば楽天モバイルのSPU+4倍は上限が2,000ポイントとなっており、月50,000円分の購入で上限に達する。高額な買い物をする場合は、各サービスの上限を確認してから購入するのが賢い。
Q. 楽天カードを持っていないと参加できない?
SPUの基本となる楽天カード分(+1倍)や「5と0のつく日」(+3倍)は楽天カードでの決済が条件になるため、楽天カードを持っていない場合はこれらの恩恵を受けられない。楽天市場をお得に使いたいなら、年会費無料の楽天カードを作っておくのが前提になる。
Q. 楽天ペイと楽天カード、どちらで払うのがお得?
楽天市場での買い物は「楽天カード」での直接決済が基本だ。楽天ペイは主に街のお店での決済手段であり、楽天市場の支払い方法としては楽天カードのほうがSPUの適用条件を満たしやすい。
楽天市場でポイントを最大化するには、一度にすべてを設定する必要はない。まずは楽天カード+楽天銀行の連携から始めて、慣れてきたらお買い物マラソンや5のつく日を意識していけば、自然とポイントは増えていく。無理のない範囲で、自分に合った設定を少しずつ取り入れてみてほしい。
楽天市場のポイント設定について詳しくは楽天市場お買い物マラソン公式ガイドも参考になる。SPUの最新条件は楽天SPU公式ページで確認できる。また楽天カードの詳細は楽天カード公式サイトで確認しよう。



